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倍々ゲーム

 
みんかぶの日記欄に、「100万円を1年で200万円にし、次々に倍々にすると、8年目には1億を超える……」というのを見かけます。この方法だと、5千万円は1年で1億になります。


テレビで「バイバイゲーム」というのがあります。賞金が正解ごとに倍々になってゆきますが、不正解だと獲得した賞金がパーになってしまいます。賞金が増えるごとに問題が難しくなるとはいえ、どこで降りるかが高額の賞金を手に入れるカギとなります。


株式投資で資産を増やす場合も、まったく同じ心理的な抵抗感にぶつかります。


上の日記を書かれた方は、おそらく100万円を1年で200万円に増やした実績から、同じ方法でやれば1億円は8年で達成できるという期待を持たれたのだと思います。


私は、この方の期待に水を差すつもりはありません。もしそうなったら、高額な対価を払っても、その方法を教えていただきたいと願うくらいです。


1年間で、100万円を200万円にするのと、5,000万円を1億にするのとは、同じ倍でも難易度が全く違うのです。これは株をやっておられる方なら誰しも思うことです。


100万円だったら失敗しても、また取り返すことができますが、5,000万円だったらそうはゆきません。必ずそのうちのいくらかを安全な資産に振り替えてしまい、結果として投資資金が倍になっても、トータルでは倍にならないのです。


期間についても同じことがいえます。


1,000万円を20年かけて、5,000万円にする利殖方法はどうでしょうか。金融資産の5,000万円は、日本の基準からすると準富裕層という範疇に入り、1億円の富裕層への入り口として、株式投資の一つの目標なのです。


この場合、計算上では、1,000万円を年率9%の複利で20年かければ、5,000万円になります。年率9%だったら、探せば安全な金融商品はいくらでもあるように思われます。でもそのような商品が20年間存在することはありえません。あるとしたら、詐欺を疑ったほうがいいような数字です。


1年間に9%の金融商品があったとしても、翌年に5%になったら、それだけで計画は「おじゃん」になってしまいます。どんなに低率でも毎年同じように増やしてゆくことは、ほとんど不可能なのです。20年先まで、同じような投資環境と経済状況が続くと考えるほうがどうかしています。


それなら、投資額が上下に振れることを織り込んで、株式に投資したらどうでしょう。上昇期に大きく増やし、下降期の資産の減少を最小限にする投資法のほうが、20年で1,000万円を5,000万円にする可能性が高いような気がしますが。


アメリカでは、個人の金融資産のうち、株式の割合が5割を超えています。そのアメリカ人に聞いた話では、相場の下降期でも持ち株の保有を減らさないそうです。我慢して持っていれば、配当金が入るし、そのうちにまた上がるからと笑っていました。


株式投資には時間が必要です。時間を味方につければ、投資に対する収益という点では、株式投資は、ほかのどの利殖法よりも「割がいい」のです。


株式投資は、45歳までに1,000万円を蓄え、それを65歳までに5,000万円に増やし、退職後は、増やしたお金で遊びながら1億円にすることが、生涯投資の基本です。


「退職時の5,000万円では少ないって?」
「5,000万円あれば、配当金が100万円ほど期待できますから、年1~2回程度の海外旅行はできますよ」
「もっと遊びたかったら、今のうちにもっと稼いでおいてくださいよ」
「いくらあったって、天国では使えませんよ!」




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