日本株にとってプラスの話とマイナスの話

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日本株にとってプラスの話とマイナスの話

9月15日火曜日の遅い時間だった。


仕事で疲れたのでスタバでコーヒーを飲んでから帰宅することにした。
(お昼も飲んだので、2杯目は100円。コーヒーの飲みすぎに注意したい。)


トレーにのせたコーヒーを持って大きなテーブル席に座ると、横に座っていた
眼光鋭い2人の若い男性が、一緒にノートパソコンでチャートを見ながら話をしていた。


一般的な個人投資家から聞くような話ではなく、プロレベルの話をしていた。
コーヒーを飲みながら聞き耳を立てていると、最初、「建玉」と聞こえたので
「需給」の話をしていることがわかった。


その後、バーティカルスプレッドの話をしていたので
オプション取引をしていることもわかった。


また、先輩格の若い男性が、「波動」の話をしていた。


「小波だけではなく、中波でもFOMCまでは上がりそうだなぁ~」
「ここから(先物で下に)突っ込んだら買いだなぁ~」


と小さな声で言っているのが聞こえた。


翌日、翌々日と日経平均株価は上昇した。
めったにお会いすることができないプロレベルの個人投資家だった。


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


日本株にとってプラスの話とマイナスの話


シルバーウィーク明けのマーケットがどうかるかわかりませんが
日本株にとってプラスの話とマイナスの話を思いつくままに書いてみたい。


マイナスの話


●中国問題、新興国など世界景気の減速懸念


この点については、専門家の説明にあるので詳しくはそちらへ


一昔前、専門家のみなさんが「これからはBRICsの時代!」と大合唱していたが
BRICs諸国は、厳しい状況になっている。BRICsといった言葉も聞かなくなった。


インドについては、日記でも紹介した「フォールト・ラインズ」の著者でもある
ラグラム・ラジャン インド準備銀行総裁やナレンドラ・モディ首相の活躍もあり
今のところは、何とか踏みとどまっている感じ。


「フォールト・ラインズ」のサブタイトルは


「大断層」が金融危機を再び招く


証券会社の上席の方もインドのラジャン総裁は素晴らしい人物と言っていた。
そのラジャン総裁が著書で「金融危機が再び来る」と警鐘していることについての
説明はなかった。


●個人投資家動向


個人投資家は、今回の株価の下げ局面で日本株を大幅に買い越している。
個人投資家の空売りが一杯入っていれば、株価にはプラス材料になるが
その反対なので、注意したい。


現在の株価水準からさらに株価が下がることは
「想定の範囲内」(昔のホリエモンの言葉の真似)にしたい。


●ファーストリテイリング


日経平均株価の主力銘柄はファーストリテイリング(ユニクロ)


現在の株価:46,160円
信用倍率:2.87倍


になっている。


日経平均株価の上昇局面では、ファストリの信用売り残がたくさんあり
信用倍率も1倍未満だったが、現在は2.87倍と買い残が増えている。


●GPIF


官製相場で日銀とともに主役を務めていたGPIFの買いは
10月以降、期待できなくなる。


●海外の長期投資家


足元、日本株に対しても下押し圧力が強い感じがする。
世界景気の減速懸念、米利上げに対する警戒もあり
売り越し基調になっているかもしれない。
海外の長期投資家好みの優良企業株の上値が少し重たくなっている。


●米利上げ


米利上げは、株価にはマイナス材料になる。
実際に米利上げされると、「材料出尽くし」「米国景気は利上げできるほど良い」
「不透明感和らぐ」などの理由で短期的には好感されるかもしれない。


ただ


・世界にはドル建てでお金を借りている国や企業がたくさんある
・ヘッジファンドの資金調達コストもかかる
・米国景気は良くないのに(借金による見せかけの面がある)政策的に上げる矛盾あり。
・景気循環的にも、この後、米国経済は景気後退期に入る可能性がある。


など、たくさんの問題もあり、利上げは最終的には株価のマイナス材料になるだろう。
これを打ち消しできるのは、日銀の追加金融緩和や中国の大型財政出動などの
大規模な政策対応になる。


プラスの話


○安保法案可決


安保法案に賛成・反対の話は人によって意見の分かれるところ。
ただ、安保法案が成立したことにより、政府はこれから「経済対策」に力を入れる
ことができるので、少なくとも株価にとってはプラスの話になる。
関連銘柄については、再び買い戻される可能性もある。


○日本郵政3社の上場


周知の通り、11月4日に日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の郵政グループ3社
が上場する。1987 年2月に上場したNTT以来の大規模な上場になるうえ、政府としては

アベノミクスを継続するためには何としても成功させる必要がある。これから政府が
景気対策にさまざまな政策手段を実施・検討することは期待できる。


○中間配当


周知の通り、権利付き最終日が9月25日になっている。昨年よりも12%ほど配当金額は増える。

かなりの金額。25日まではこの配当取りの買いも見込まれる。


○日銀の追加金融緩和


前回の日記でも書いたように売り方は最大級レベルの警戒をしている。
売り方は、追加緩和の匂いが強くなると、買戻しもいれるだろう。
もし追加緩和されることになれば、日本株は上昇し、新高値を取ってくる可能性もある。


ただ、日本銀行はすでに300兆円以上の日本国債を保有している。


「日銀の国債保有残高が初めて300兆円を突破した。大規模な金融緩和で長期国債を
大量に購入しているためで、長期金利は0.3%台半ばの低水準で底ばいとなっている。
市場に流通する国債のうち日銀が保有する比率は3割に達したもようだ。債券市場での
取引の厚みが損なわれると、長期金利が乱高下しやすくなるリスクもはらむ。」


(8月24日 日経新聞より引用)


国民にとっては心配な話


このままのペースでいけば、そう遠くない将来500兆円になる。
日本の名目GDPとほぼ同額になる。(・o・)!
ここまでくると、のんきな日本人でも異常事態に気づく人が増えるだろう。


日銀が買った長期国債を誰が買うのでしょうか?


金融緩和バブル、日本株バブルが崩壊するかもしれません。
そして恐いのは債券バブルの崩壊になる。


ある証券会社のリポートを読むと


「悪い金利上昇になっても、特段の心配はない」と説明されている。


本当かなぁ~??


いすれにせよ


日銀の追加金融緩和期待
日銀の追加金融緩和実施


ともに短期的には株価のプラス材料になる。


ただ、特段の材料もなく株価がフラフラ上昇してしまうと
追加金融緩和の期待がしぼむことも考えられる。


・・・


日本株については、引き続き、難しい局面が続く。


日本株にとってプラスの話とマイナスの話の両方を考えて
みんかぶ予想は、強気に近い中立予想にする。


買い予想2銘柄→3銘柄


に変更しました。


株価は調整すれば、さらに買い予想を増やすことも検討したい。
マーケットの状況が変われば、売り予想を入れるかもしれません。



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