株式信用コストで巨額なのは手数料では無く信用金利である

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株式信用コストで巨額なのは手数料では無く信用金利である

株式信用コストで巨額なのは手数料では無く信用金利である。

今回は株式を現物のみで運用してる方には関係の無い話。


アルメイダは信用取引を活用している。比率は時期によって違うのだが、金融資産の1倍~2倍でレバレッジをかけている。SBIだと3倍まで最高で掛ける事が出来るがそれは現実的ではないので。

なぜ1倍で信用取引をするのかというと、現金余力を確保する事のメリットを譲受する為なのだが、それは機会があれば別の時に。


で、今回はその株式信用コストに注目してみた。

今では短期トレードに特化した物や長期投資に特化した物等、様々なサービスがある。デイトレを沢山する方はご存じのとおり、SBI証券や松井証券等がやっている一日信用サービスがある。これらは1度の約定金が500万や300万を超えると手数料無料になり信用金利も0%になるという、いったいどうやって会社として利益をあげているのか心配になるほどの優遇サービスだ。


では、中長期向けのサービスは何があるかというと、VIP金利サービス等の名称で信用金利が大幅に低くなるサービスを各社やっているのだが、それを含めても圧倒的に安い信用金利を実現してる証券会社がある。

「むさし証券」がそれ。この証券の制度信用金利はなんと驚きの1.39%(2015/8/3現在)。しかもこれは沢山建玉を建ててないと適用されないVIP金利では無く、普通な方に適用される制度信用金利である。


アルメイダはメイン口座をSBIとして、サブ取引にクリック、松井としているが、sbiの制度信用金利が2.8%、クリックが2.1%であり、まあこれでも安い方なのだが、流石に1.39%になるという事はすなわち信用コストが半額で済むという・・・夢のような証券。それがむさし証券なのだ。


・・・とはいえ実はアルメイダはむさし証券はほとんど利用した事が無かった。IPO向けに口座は開いていたけどほとんど取扱いが無いという事や証券会社を沢山分けて取引していると資金効率の低下を招くという面があったので、キャッシュバックを利用してクリック証券をサブで使ったり、立会外分売目当てや少額取引の為に松井証券を利用してきた。

しかし、流石に運用コストが半額ともなればちょっと考えなければならない。最近の記事にも書いたように例えば年率20%の運用を数年するだけで元々の資金は何倍にも膨れるのである。これは逆に言えば運用コストを半額に出来ればその分、運用利率を年数%底上げする事に繋がる。その数%を10年続けると複利効果によってものすごい事になる。


例えば、アルメイダのように2倍ほどを信用で常に建玉しているとしよう。

するとSBIだと年率2.8%なので、元の資金から考えると建玉は5.6%の金利がかかっている事になる。これを、すべてむさし証券に変更すると年率1.39%なので元の資金の2倍を建てると2.78%。その差は2.82%もの開きが。

約3%弱もの違いが発生するが、この3%弱がそのまま年間運用利益率の底上げに繋がるので、ものすごい効果になる。

2.82%の差を無視して信用2倍のレバレッジで10年間運用すると複利効果で資産が約1.32倍ほど開く。乱暴に言えばSBIで10年間で1億円に出来たとしたら、むさし証券で10年間運用していたら1億3200万になるというわけ。

もっと現実的な話だと、毎年チャラくらいの運用をしている人はむさし証券に変えると数%のプラスに持っていく事が出来たり、毎年5%づつ減らしてるのだとしたら減る金額が半額以下になるという計算だ。


むさし証券をメリットとして譲受できるのはおそらく、信用取引で建玉がそこそこある方だろう。ほとんどデイトレで完結してしまう方は素直に、デイトレ向けのサービスが充実した証券を選んだ方がいい。


ただ、証券会社を変えるデメリットも当然あるのでそこは良く考える必要がある。

例えば株の取引きでIPOもある程度収益の柱としているのならば、SBI証券は外せないだろう。また、空売り規制もSBIは比較的緩い部類に入る。オリンパス等の悪材料が発表された時、クリック証券では即規制されたのに対し、SBI証券は即規制とはならなかった事もある。貸株サービスや分売サービス等の違いもあったり、注文は慣れないとミスが出るという細かいデメリットもある。

信用金利だけで無く、手数料に着目するともっと安い証券はあるのでその辺は投資スタイル毎に比べた方がいいと思う。ただ、デイトレをメインとしないならば、信用金利のほうがコスト大になっているはずだ。これは間違いない。


というわけで今月くらいから少しづつ、長期的に信用で建てる銘柄をむさし証券に移していこうと思う。流石にIPOや分売もやってるSBIは外せないし、銀行も住信を利用しているので現金余力をその時によって色々と振り分けて投資しているアルメイダとしてはすべてをむさし証券にしてしまうと、金利差3%弱以上に、機会損失が発生してしまう。


とりあえずは実際に使ってみて、その金利差を埋めるほどのメリットが感じられないならば元に戻すという感じで。実際に使ってみた感覚などもレポート出来たらしようと思う。

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