素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
ひさしぶりにマーケットをチェックしてみたい。
○裁定買い残
直近データで27,379億
ここが4兆円に接近すると裁定解消売りが出やすくなる。
現物売りのインパクトの方が大きいので、株価にはマイナスになる。
機関投資家などによる大量の「裁定解消売り」が出ると、それによって株価が大きく
下がってしまうことがあります。したがって、裁定解消売りは相場の下落要因のひとつ
として挙げられるのが一般的です。(証券会社の解説より引用)
裁定買い残については、今のところ危険な水準ではない。
○ユニクロ
日経平均株価の寄与率トップのファーストリテイリング
PER52倍のカリスマ銘柄 (>_<)
機関投資家の様々な思惑で取引されている。
専門家の説明にあるように
「ユニクロの業績期待から買っている」投資家など、ほとんどいない。
投資家は、専門家や学者と違うので常識を持ちたい。
直近データで
信用倍率 0.51倍
まだ踏み上げはできる。
○信用取り組み
信用の売り残
7,133億(-412億)
減っている。
信用の買い残
33,718億(+1239億)
増えている
信用倍率も4.72倍と高くなっている。
需給面でやや注意する必要がある。
○外資系注文動向
毎日8時半頃に外資系証券寄り付き前注文動向が発表される。
外資系の証券会社6社について聞き取り調査をして、
寄付き前の買い注文・売り注文の数を発表するというもの。
日記でも書いたように、アシスタントが報告することもあり
正確なものではないが、傾向をつかむのに参考になる。
(外資系に勤務するアシスタントはしっかりしている)
アベノミクス相場のスタートした時は、連日買い越していた。
足元の状況は、売り越している日が数日あるので、
外国人は買い一辺倒ではないと思われる。
日本株に対して、強気の外国人と弱気の外国人がいると考えることもできる。
○ファンダメンタルズ
日経新聞などでも報道されているように、中国の問題や米利上げ問題は
株価にはマイナス要因になるので、注意したい。
4~6期決算でも、期待されていた企業の決算が思ったほどよくないところもある。
中国、アメリカの景気減速の影響が出てきているかもしれない。
アメリカは「景気が良い」と言われているだけ・・・
ジム・ロジャーズの言葉を思い出す。
「アメリカは常に数字を変える国だし、大半の数字はでっちあげだ。
そんなものに注目すべきではないと私は長年の経験で学んだ。
政府の出す数字などはたいてい広報上の言い訳でしかない。」
「バーナンキが長年の間にしてきた表明や予測の数々を思い返してみると、
正しいことをほとんどしゃべっていないことにすぐ気づく。彼は経済や金融に
ついてほとんど何もわかっていないし、市場がどう自動修正するかも知らない。
通貨について理解していることと言えば、その印刷方法くらいのものだ。」
(ストリート・スマートより引用)
長期投資家は表向きの立派な肩書の人の言っていることよりも、
実績のある投資家の話に耳を傾けたい。
米利上げは、アメリカの景気が良くなったから利上げするのではなく
政策的に利上げするのだろう。
(以前の日記で詳しく書いたので省略)
将来、アメリカの景気は良くない。利上げも続かない。
と多くの人がわかったとき、金(ゴールド)価格は上昇するだろう。
余裕資金のある人は安いときに金を買っておいてもよい。
(参考本)
円安・株高にひそむインフレリスクに備える
「急騰前の金(ゴールド)を買いなさい」
亀井 幸一郎著
○投資主体別売買動向
7月の最終結果は出ていないが、
海外投資家が2ヶ月連続売り越しになる可能性がある。
個人は2ヶ月連続買い越しになる可能性が大きい。
(個人の信用買いの多いのも気になる)
注意してもよい状況だと思う。
前回の日記で書いた、ひさしぶりに参加した証券会社の株式セミナーでは
「サマーラリーを期待してよい!」(・o・)
と言っていましたが、ここに書いたような需給の説明はなかった。
GPIF、日銀の買いは引き続き期待できるが、投資主体別売買動向を見ると、
風向きが変わってきている可能性がある。
日経平均株価は、8月もフラフラ上昇するかもしれないが
今までのような強さを感じることはできるだろうか・・・
青信号から黄色信号に変わるかもしれない。
ただ、ここから個人の空売りがたくさん入るようなことがあれば
今年2月で起きたことと同じように踏み上げられるだろう。
長期投資については、引き続き慎重に対応したい。
このところ、なかなか投資のチャンスがない。
ギリシャがデフォルトして、株価が大きく下がれば、
そこは買いのチャンスと考えていましたが、そのようにならなかった。
辛抱強くチャンスを待ちたい。