本日、じぶん銀行から次のような発表がありました。
auをご利用のお客さまを対象に実施中の「プレミアムバンク for au」は、2015年10月1日(木)より特典内容を以下の通り変更いたします。
振込手数料(三菱東京UFJ銀行を除く他の銀行あて) 一律無料 → 月5回まで無料
1年もの円定期預金(au限定上乗せ金利) +年0.25%(税引前) → +年0.15% (税引前)
「auユーザだけトクする銀行」が売りもののじぶん銀行でしたが、中でも最も使いでが良かったのが「ATM利用料0円」と「振込手数料0円」でした。月何回までという制限がなく、土日でも手数料がかからないので、私などはわざわざ平日昼間に銀行ATMに並ぶ習慣がなくなりましたし、どの銀行に送金しても手数料がゼロということで、給料などもじぶん銀行に全額振り込んでもらえば、あとは他の銀行口座に必要な額だけ何度でも送金できるので、家計管理がすごく楽でした。
ある方は「auユーザは一生、振込手数料を払わなくて済む!」などと鼻息荒くブログに書き込んだりしていましたが、実際には「プレミアムバンク for au」が始まってわずか1年半足らずで、あえなくこの特典はなくなってしまいそうです。SBIカードの時も書きましたが、利用者にとって「お得過ぎる制度」は、新興の銀行やカード会社が利用者をかき集めるためのエサと考えた方が良さそうですね。今回は振込手数料だけの改悪ですが、早晩、ATM利用料の無料化も廃止されるのではないでしょうか。
でも困るのは、イーバンク銀行の各種改悪時のように、「あっ、こりゃこの銀行ともおさらばだな!」と断言できるほどの改悪ではないってこと。まるで真綿で首を絞めるようなユーザを繋ぎ止めるやり方は上手いと言うべきか、それとも楽天のやり方がある意味、清々しいということなのでしょうか?