関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却に応札しているオリックスと仏空港運営大手のバンシ・エアポートの企業連合に、阪急阪神ホールディングス(HD)が参加を検討しているようです。
関空、伊丹がある大阪や兵庫を結ぶ鉄道会社として、企業連合の一員となり、関西経済の活性化をめざすようです。
関係者によると今月初め、オリックス側が阪急阪神HDに、落札後に設立される空港運営の新会社への出資を打診したようです。
新会社ではオリックスとバンシが3〜4割程度で同額出資する見通しで、残り分を関西を地盤とする企業などに出資してもらうよう要請し、大阪市内から関空までの鉄道が伸びる南海電気鉄道などにも協力を仰ぐ方針のようです。
5月に締め切られた1次入札では、オリックス連合のみが応札、審査を通過しており、同連合は2次入札締め切りの9月までに企業連合を組成する必要があるそうです。
関空、伊丹の運営権売却では、来年3月末に民間による企業連合に運営権が移行する予定ですが、2兆円を超える最低落札額の大きさなどから、当初より応札に前向きな企業は少なく、連合を組成できるだけの企業が集まるかは不透明なようです。
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