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過剰流動性パーティーからRRM型景気後退へ

先日、街中を歩いていると、たくさん人だかりがしているところがあった。
携帯を上にあげて写真をとっている人もたくさんいた。


女性の中から「キャー」(*’▽’)と叫ぶこえも聞こえた。


この雰囲気は、もしや有名人が来ているのかと思って、人ごみを分けて前に行った。
ようやく前列から3列目くらいのところまで来て、その先にいる有名人が見えた。


「くまモン」だった・・・


やはり、有名人だった。(・・?


・・・


過剰流動性パーティーからRRM型景気後退へ


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


このところ短期的な視点でマーケットのことを書いていたので
今日は、長期的な視点で日記を書きたい。


日米欧による非伝統的金融政策により、マーケットでは、ヘッジファンドを中心に
過剰流動性パーティーが続いている。


非伝統的金融政策とは、効果がないので伝統的に使われてこなかった金融政策のこと。


日銀も出口の見えない異次元金融緩和を続けている。
実質的な財政ファイナンスを粛々と進めている。


超一流の投資家、ジム・ロジャーズも指摘されている。


「記録されている歴史上、こんなことは初めて。日本人、英国人、欧州人やアメリカ人が
みんな同時に紙幣を印刷している。それで人工的な流動性の海になっており、(株式などの)

市場は旨く行っているけど、世界的な経済のためには大して貢献はしていないね。これが
終わりになったら、我々は皆恐ろしい代償を払うことになるね。」

(ネットより引用)


ジム・ロジャーズが言っていることがすべて正しい訳ではありません。
ただ、投資家は、実績のある成功者の言に耳を傾けたい。


では、恐ろしい代償(terrible price)とは、具体的に将来どのようになるのか?


簡単に書くと悪いインフレ、悪い通貨安になるのですが
もう少し具体的に書いてみたい。


金融緩和の最終段階ではバブルになり、そして、それが崩壊する。
その後にやってくるのが、深刻な景気後退になる。


ジム・ロジャーズによると2016年か2017年と予想している。
(普通の専門家は、東京オリンピックまでは大丈夫と言っている。)


日経新聞の経済教室(2014年10月14日)にも書かれていた。
RRM型景気後退になる可能性がある。


メリーランド大学教授のカーメル・ラインハート(CARMEN M.REINHART)
ハーバート大学教授のケネス・ロゴフ(KENNETH S.ROGOFF)
20世紀の経済学者 ハイマン・ミンスキー(HYMAN P.MINSKY)


からとって「RRM型景気後退」と言われている。


RRM型は、財政拡大と中央銀行の金融緩和の組み合わせで処方する
ケインズ型景気後退と違って、非常に厄介な景気後退になる。


RRM型の原因は、無節操な債務、レバレッジ、資産価格の膨張にあり、
銀行システムを中心とする金融の大混乱を招く。
複雑で難解な金融危機が背景にあり、学校でケインズ経済学を教えている
凡百の学者には理解できない。


いずれ将来、今では想像もできないような大きな金融機関が破たんの危機に
見舞われることになる。


膨大な額の金融資産が紙くず同然となり、金融システムは深刻なダメージを
受けて機能不全となる。


ラインハートの主張によると、金融不安定性が問題となる困難な時代がやってくる。


ここで、いつの時代も極端な話をする人が出てくる。


今だったら、ハイパーインフレになると主張する専門家がいる。


どうしてそうなるの?


と思う。


先進国では、経済がグローバル化しているので、世界戦争などで
生産設備が破壊されることがない限り、そのようなことにはならない。

(ただし、ギリシャがドラクマに戻った場合など一部例外はある。)


日本がハイパーインフレになると言っている専門家は、

グローバル経済の常識を知らない人。


そのような主張をされる人の話を聞いていると間違える。


「ハイパーインフレにはならないだろう」


と言うのであれば、理解できる。


・・・


RRM型は、長期にわたる大規模なデ・レバレッジが必要になり
実質債務が膨らんで債務者は返済が困難になる。


「RRM型では金融が混乱を招き、金融システムは深刻なダメージを受け大規模な

債務圧縮が必要になる。各国政府は景気対策と金融機関の救済によって大きな赤字を抱え、

財政出動の余地が乏しくなる。また中央銀行も、金利がゼロに近い水準になると打つ手が

限られてくる。このようにRRM型の不況は、ケインズ型不況より深刻で長期化する
(ネットより引用)


RMM型は均衡形成的に機能することもあるが、ひとたび均衡破壊的・不均衡累積的に
機能すると、強烈な自己破壊力を持つようになり、均衡破壊が次々と連鎖しながら
増幅されていく危機的な景気後退になる。


金融緩和政策で景気が良くなることはない。しかし、金融緩和で時間稼ぎはできる。

金融緩和でバブル的な状況はつくれる。


バブルはいつか崩壊する。しかし、いつ崩壊するかわからない。


その後は、厳しい現実が待っている。


残念ながら、現在進行中の世界金融危機の本質を理解して、危機感を持つ日本人は少ない。
心地よい無感覚(comfortably numb)で毎日を忙しく過ごしている人が多いようだ。


「人間は今を一所懸命生きているので、今何が起きているのかわからない。」


専門家の間では、アメリカは、景気回復していることになっている。
これからFRBの利上げが話題になると思うが
将来、偽りの夜明けであることが証明されるだろう。


昔の記事より


『白川方明日銀総裁は、日本がバブル崩壊後に何度か一時的な景気回復局面を経験した
ことを踏まえ、「偽りの夜明け」を本当の回復と見誤らないよう注意する必要性を強調した』
(昔のロイター記事より)


まだしばらく、金融緩和で時間的な猶予を与えられている。
危機感を持って、RRM型景気後退にそなえている人の中から
新たな時代で活躍できる人物が登場する。


今起きていることを理解して、先見性を持つ経営者のいる企業や
賢明な資産運用をしている個人投資家は、勝ち組になるチャンスがある。


ピンチはチャンスにもなる。


・・・


足元のマーケットについて


ギリシャがデフォルトして、株価が大きく下がることがあれば
買いのチャンスでしたが、そのようにならなかった。


ユーロ圏の構造的な問題は何も解決していないので、
日記でも何度か書いたように、デジャブ(既視感)を感じる。


「あれ、これ前にも見たような・・・」
「ギリシャ救済劇も何回か見たような・・・」


ギリシャ問題が表面化する前の日経平均株価は20,400円
ここから21,000円まで上昇するか(すでに20,600円を超えている)
何らかのリスクで20,000円に向けて調整するか?


短期的には、大きく2つのシナリオが考えられる。
みんかぶ予想は、基本的には逆張りで考えたい。


足元、わたしの身の回りでも株のことをよく知らない
個人投資家が買っているので、買いもリスクが高いかもしれない。


買い予想も売り予想も難しい局面になってきたので
買い予想 1銘柄のまま様子を見たい。



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