2015年7月15日~7月16日 イエレン議長の議会証言要旨

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2015年7月15日~7月16日 イエレン議長の議会証言要旨

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忘れないように記録の為に・・・。

イエレン議長の議会発言についての要旨(7/15、7/16)
1、利上げについて
経済状況はかなり良い。低金利が支えになってきた。利上げに踏み出す決定は「経済状況が決して悪くない」とするわれわれの見方を反映する。経済状況は望ましい状況に近づきつつあり、利上げをこなせるのみならず利上げが必要な状況にあると考える。性急な利上げは回復を阻害する恐れがあるが、利上げを長く待ちすぎると景気が過熱し、より急ピッチな政策引き締めを余儀されかねない。私自身、慎重かつつ漸進的なやり方で進めるのが好ましいと考える。事実上のゼロ金利政策維持は、経済が予想外の
衝撃を受けた場合に対策対応の余地が乏しくなるデメリットもある。利上げが景気後退をもたらすことが予想される場合は利上げを行わない。FF金利の引き上げ時期については判断しない。判断は、経済の進展、およびその進展がわれわれの見通しにどのような影響を及ぼすかに左右される。

2、連邦債務増加がもたらすもの
債務問題への対処がなされず、大幅な水準に膨れ上がると将来的に経済に対する圧迫となり金利水準はより高くなる。投資と生産性の伸びは低下する。こうしたことを相殺するために、より引き締め的な金融政策が必要になる。現在はこうした状況にない。

3、米国債務の長期見通し
米国は今後数年に深刻な債務問題に直面すると考える。現時点では議会、政権の取り組みによりわれわれは今後数年の債務対国内総生産(GDP)比率が安定する水準まで財政赤字を削減できた。しかし、時間とともに高齢化や主に医療費がトレンドを上回る水準に増加し、米国の債務のGDP比率が上昇する持続不可能な状況に直面する。対応する為に社会保障制度、より重要な要因としてメディケア(高齢者向け公的医療保険)など医療費トレンドに関して一段の措置が必要。

3、プエルトリコ
FRBの管轄外。議会の最善策望む。経済的に厳しい状況のプエルトリコの動向に注視している。地方債市場全般にリスクが及んでいないか状況を見守っているが波及の兆候はない。

4、ギリシャなどの国際情勢による影響
国際情勢の動向を引き続き注視。著しいリスクが生じたり見通しが大きく変わると判断すれば金融政策も影響を受ける。

5、所得格差
格差の拡大が経済的に不利な立場にある層に与える影響を非常に懸念している。米国民にとって極めて深刻な懸念。われわれは金融機関が公平な融資慣行を徹底するよう監督責任がある。監督下の金融機関が平等な与信機会に関する規則に従うよう、不公平な融資慣行を行わないよう、消費者向けコンプライアンス(法令順守)に関する検査を定期的に実施していく。

早めに利上げしたいけど慎重にやりたい気持ちが文章に滲み出ている気がします(^-^;)
上げるなよ上げるなよ絶対上げるなよ、で上げる、みたいな感じなんだろうか。
プエルトリコまで注視していることに驚いた。
9月に利上げすれば新興国株、フロンティア株の急落を拾いに行く。利上げがなければ日本株のロングポジションを引き続き維持する。予測はしない。前回の発言については下記参照。忘れないように。

リンク:イエレン議長の議会証言についての要旨(2/24、2/25)
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