ギリシャ問題に端を発した株価の下落を受け
日銀によるETF買い入れ額が6月度はかなりアップし、平均進捗率を4.2%上回っています。
日銀のETF買い入れ枠 (2014年11月以降、年間3兆円➡2500億円/月)
日銀のJ-REIT買い入れ枠(2014年11月以降、年間900億円➡75億円/月)
<6月末時点の買い入れ実績>
ETF買い入れ額: 2兆1261億円(進捗率70.87%) 平均進捗率66.67%を4.2%上回る
J-REIT買い入れ額: 610億円(進捗率67.78%) 進捗は予定通り
(日銀ETF、J-REIT買い入れ状況)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm
しかし7月以降も依然として中国、EU、米国(利上げ)に株価の不安材料が残ることから
日銀によるETF買い入れの進捗状況が、ややオーバーペースだという現状認識は必要だと思います。
因みに、当初は前場のTOPIXが1%以上下落した場合にETFの買い入れが行われていましたが
最近は0.5%以下の下落でも買われるケースが増えています。
(最近の例)
6/17(-0.24%) 6/18(-0.50%) 6/25(-0.23%) 6/30(-0.17%)