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ブログ

インフレ時代の到来とコイン投資

素人のひとりごと日記です。
(正しくは信頼できる専門家へ)


祖父が切手の収集家であったこともあり、昔から切手や古銭に興味があった。
切手は郵便局でシート販売されるようになってから、希少性もなくなっている。


今となっては、昔の一部の切手を除き、ほとんどが額面以下の価値しかない。
日本の切手もインフレに弱い。
郵便切手として使った方がよい。


古銭も日本の古銭は、価値がないものが多い。


よく古銭ショップで昔の古銭の売却に来ている人を見かける。


そのほとんどは、


「せっかく来ていただいたのですが~」(-_-;)


と言われて丁重に断られている。


売りに来た人は、


「でも、売っているじゃないですか~」(・へ・)


と言うのですが、店長さんは


「これは、あくまでもコレクター用に販売しているものですから~」(~_~;)


と答えている。


よく聞く会話なので、覚えた。


このようなこともあり、日本人の感覚として
古銭を投資対象として思いつく人は少ない。


ここでもグローバルセンスが必要になる。
欧米では、アンティーク・コインは立派な投資対象になっている。

最近、日経新聞の記事にドイツ人が信頼できない通貨ユーロに変えて

コインを買っていると記事に書かれていた。


日記では


アメリカの(20ドル)リバティヘッド金貨、セントゴーデンズ金貨
フランスのナポレオン3世金貨、雲上の女神金貨


について書いた記憶がある。


投資を勉強されている商社につとめるOLの方から
アンティーク金貨の投資について興味があるらしく、質問されることがあった。
時間の武器を持っている若い人が興味を持つことが良いことだと思った。


日米欧の中央銀行で強力な金融緩和をすすめているので
これから厳しいインフレ時代が到来することは容易に理解できる。


お札を一杯印刷すれば、お札に対する信用がなくなり
その価値が目減りする。通貨に対する共同幻想から目覚める人が増えてくる。
(いつまでも目覚めない人もいる・・・)


今まで、インフレ対策のひとつとして、金投資について何度か書いた。
一歩進めて、コイン投資について簡単に書いてみたい。


ここで重要なところは


金価格は先物市場があるので、大物ヘッジファンドによって価格操作されているが
価値のあるアンティーク金貨は、先物市場などないので、素直に価格が上昇している。
このあたりのわかりやすさは、投資をするうえで、参考になる。


有名な雲上の女神の金貨だけ例にとっても、4年前にコインショップの店長さんから
未使用クラスのモノを28万円ですすめられた。


「28万は高いなぁ~」


と思って買わなかった。


今、値段は倍以上している。


あのとき買っていれば・・・


と思っても後の祭りだった。


長期投資家にとっては、株式相場のように上がったり下がったりしないので
精神的にもよい。


ギリシャ問題も中国株の暴落も関係ない。


もちろん、他の投資分野と同じように、アンティーク金貨への投資も勉強する必要がある。
実際に投資する場合には、詳しい人のアドバイスを参考にしながら
最初は、比較的少額のコインからはじめるのもよいかもしれない。


もちろん、興味のない人は投資する必要はない。
長期投資家のひとつの選択肢にすぎない。


書物を読むのもよい。
アンティーク・コインだけではなく、投資の参考になることも書かれている。


「カネはやっぱり、アンティーク・コインにぶちこめ!」
加治 将一著


最新版
「カネはアンティーク・コインにぶちこめ!」
加治 将一著


「コイン・コレクションのはじめかた」
拓植 久慶著


「コイン投資入門」
石山 幸二著


「アンティーク・コインで資産を防衛せよ」
平木 啓一著


(わたしは、5冊とも全部読みました。)


などある。


補足すると


投資用金貨では、メイプルリーフ金貨、ウィーン金貨
三菱マテリアルで販売されているカンガルー金貨などが一般的。


このあたりの金貨は、換金性といった面でもすぐれているので
個人的にはおすすめ。もちろんプレミアム分が割高など、マイナス面もある。


インフレに対する守りの資産として考えた場合には、買って持っていてもよい。
短期的には、買った値段より安くなることはよくあるが、気にしないで持っていればよい。
もちろん、投資資金に余裕のない人には、おすすめできない。
今日明日、価格が上昇するようなモノではないので、お金を遊ばせてしまうことになる。


お金があると使ってしまうタイプの人は、金貨にしておくと
簡単に使えないのでよいかもしれない。


そして、長期で魅力があるのがアンティーク・金貨への投資


PCGS社やNGC社の鑑定済みのあるコインの方が、投資用としてはよい。
(どちらかと言えば、PCGS社の方がおすすめ。もちろんNGC社でも大丈夫)


ただ、鑑定会社も格付け会社のように100%信用できるものではないので、注意する。
また、鑑定をつけるのに、結構高い鑑定料がかかるので、悩ましいところもある。


欧米では、アンティーク・コイン市場は普及していて、英語で検索すればネットで
さまざまな情報を見ることができる。


日本では、コイン投資はこれからなので、投資先としてアンティーク・コインの
話をすると、変な投資をすすめる怪しい人と思われ、警戒されてしまう。(-_-;)


しかし、まともな投資家から見れば、金融機関で販売されているジャンク債
(文字通りゴミに近い債券のこと、ハイ・イールド債と呼ばれている)のほうが
よほど変な投資先だと思う・・・)
(日経新聞などは、ハイ・イールド債の売れ行き好調など、販売を煽るような記事を
書いていましたが、こんなものを買うのはどうかと思う。)


まだ一般的に知られていない時に、しっかり勉強して、投資しておくと、将来厳しい
インフレになり、日本でもアンティーク・コインがブームになったときに、高値で
売れるチャンスがくるかもしれない。ブームになってから買っても遅い。


これから到来するインフレ時代に向けて、どのような投資先が魅力的なのか
いろいろと選択肢はあるが、アンティーク・コインもそのひとつになる。


世界の常識は、日本の非常識であることが多い。


アンティーク・コインの投資の魅力と注意点をしっかり勉強して
無理のない金額の範囲で、ためしに買ってみるのもよい。
(もちろん買わなくてもよい)


初心者は、PCGS、NGCの鑑定済コインの


アメリカのダブルイーグル
欧米の安価な数コイン


アンティーク・コインではないが、コレクターの多い米国で発行されている


ファーストスパウズシリーズ(記念コイン)のMS70
ウルトラハイリリーフ(記念コイン)のMS70


などがよいと言われている。


先物市場がないので、上がったり下がったりしない。
いいモノは上昇し続けている。


もちろん、コイン投資もいい話ばかりではない。
念のためアンティーク・コイン投資のデメリットを少し書くと


簡単に換金できない。


偽物の存在。


本物と偽物の区別がつかないこともあるので
証明できるものがあったほうがよい。


クリーニングを見抜けない

(鑑定済のコインだと安心できる)

(鑑定済が良いかどうかは、別の議論になる)


盗難や保管のリスクがある。
(どこに保管したのか、忘れる人がいる。)

(銀行の貸金庫を使うと使用料がかかる)


ネット上のコインショップでは、モノによっては値段が割高になっている商品もある。
ディーラーの手数料も結構高いので比較してよく調べるとよい。
(ebayなどで価格をチェックして高値掴みをしないように注意したいもの)


いろいろ注意点があるので、最初は比較的安いコインを買って経験を積むのもよい。


・・・


初心者の場合は、多少割高でも、PCGS社やNGC社の鑑定済みのコインで
自分の気に入ったアンティーク金貨の方がよいかもしれません。
(個人的には、銀貨ではなく、金貨がおすすめ)


わたしの知る金投資家の中には
金地金のあとアンティーク金貨への投資に興味を持っている人は結構いる。


世界史に興味のある人はおもしろい。
鑑定済コインを一個でも買えば、この市場に興味を持つことができる。


人間、興味を持つと勉強する。
知識が広がる。


日本人が富の象徴でもある金(ゴールド)を
たくさん保有することは良いことだと思う。


将来のインフレ時代の到来に備えて
コイン投資も長期投資家の選択肢のひとつになる。



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