ミクシィは、公募増資などで約200億円を調達するそうです。
欧州とアジアを中心とした海外市場で募集し、将来の成長投資などに備えて財務体質を強化するとともに、スマートフォン向けゲームなどの広告宣伝費に充てる方針だそうです。
新株発行は最大で109万2500株で、現在の発行済み株式数の1%強にあたり、23~27日の間のいずれかの日に発行価格を決めるそうです。
あわせて自己株式約250万株を同じく海外市場での募集で売却し、処分後の自己株式数は5万9000株となる見通しだそうです。
調達金額のうち約133億円は2015年にベンチャー2社を買収した際の借入金の返済に充て、残額は2017年3月末までにゲームなどエンターテインメント事業の広告費に使う予定だそうです。
ミクシィは主力のスマホ向けゲーム「モンスターストライク」のヒットなどで株価が急上昇し、時価総額は約5200億円とこの2年で約25倍に膨らんでいますが、今回の調達額は2年前の時価総額にほぼ匹敵するそうです。
2014年3月にも公募増資などで約65億円を調達しており、株高を生かした財務戦略が目立っているようです。
この増資を前向きにとらえるか、それとも希薄化を懸念して株価が下がるか、どうなるでしょうね。
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