ギリシャと利害関係にある組織や個人には申し訳ありませんが
万一ギリシャがデフォルトすれば、株は年に数回あるか無いかの絶好の買い場だと思います。
しかしユーロ離脱となれば、EUの金融不安は長期化する恐れがあり
買い場はかなり先送りされるでしょう。
<シナリオ①:ギリシャが最終的に債権団の要求を受け入れた場合>
◇短期的な投資妙味は薄い
日経平均は2万円台を固め、21000円に向けリスタートする(来春には25000円も)
従って日本株は基本的に長期投資で良い
◇eワラントのユーロコール買いが効果的かも
<シナリオ②:ギリシャがデフォルトを宣言してユーロに残留する場合>
◇株価は一時的に下押しするが、暴落に近い下げは短期リバ狙いのチャンス
但し2番底を想定し、本格的な資金投入はチャートの底打ちを確認してから
◇ユーロはドルや円に対して一時的に暴落する可能性が高いので
FXはドル買い・ユーロ売りや円買い・ユーロ売がg有効
◇eワラントはユーロプットの買いが有効
◇通貨不安が高まればGoldへの投資が有効 ➡ 金ETF・金コール
<シナリオ③:ギリシャがユーロを離脱する場合> (可能性は極めて低い)
この場合ギリシャは自国通貨(ドラクマ?)を発行することになりますが
デフォルトが前提となるため、その貨幣価値はユーロに比べると紙屑同然です。
先ず銀行が破綻し、ユーロ建ての借金を有する企業や個人も倒産や破産に追い込まれるでしょう。
こうしてギリシャ国内は大混乱に陥りますが
問題はギリシャ国内だけに止まらず、南欧の債務危機国に対する金融不安が連鎖的に再燃し
その結果国債が暴落、金融取引にも支障を来し、景気回復にブレーキが掛かる可能性があります。
◇最初のユーロ危機同様、株価は世界的に暴落するでしょう。
この場合は、株価が一旦反発しても、必ず2番底・3番底が待ち受けていますし
1番底より、2番底や3番底の方が安値を付けることが多いので
チャートが持つ意味はより重要になります。
さらに注意して置きたいのは、短期リバ狙いが成功しても決して持ち越さないことです。
また2番底で買い向かうのもハイリスク、3番底はロー・リスクというのが個人的な印象ですが
最初に空売りや先物を売り建てた場合は、3番底で買い転換という筋書きがbetterだと思います。
◇第二次ユーロ危機を想定しGoldへの投資(金ETF・金コール)はOK!
◇FXはドル買い・ユーロ売りや円買い・ユーロ売りでOK!
◇eワラントはユーロプットの買い
或は日経平均マイナス3倍トラッカーの買いも効果的だと思われます。
○eワラント
http://www.ewarrant.co.jp/about/#kihon
○レバレッジトラッカー
http://www.ewarrant.co.jp/about/lvt/
以上は個人的な判断ですが、ギリシャ情勢が落ち着くまでは
最低でも50%のキャッシュポジションを維持して置くことが賢明だと考えます。
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[ニューヨーク 12日 ロイター]
12日のニューヨーク外為市場では、ユーロがドルに対し小幅上昇。
ギリシャ政府高官が、同国が国際債権団との溝を埋めるために対案を提出する用意があり
13日朝にブリュッセルで協議を再開する意向であることを明らかにしたことを受けた動き。
コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は
「ギリシャがデフォルト(債務不履行)を回避し、ユーロ圏に止まるとの期待が広がった」と述べた。