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ミセス・ワタナベ・ハンティングと円安株高

今日も時間ないので、足元のマーケットについて思いつくところを
簡単に箇条書きしたい。
(GPIFや日銀の買いなど、今まで書いたことはなるべく省略する)


ミセス・ワタナベ・ハンティングと円安株高


素人のひとりごと日記です。

(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


○中国株バブル


本日の日経新聞に詳しく書かれている。


「上海株、売買が急増」
「NY抜き世界最大」
「1~4月個人の短期取引主導」


「中国は個人投資家が主役。・・株式ブームを反映して中国の証券口座数は2億口座を超えた。

中国の個人投資家は一般にマクロ経済指標や企業業績といったファンダメンタルズへの関心は薄く

短期売買が増えやすい。」


などとある。


(詳しくは日経新聞参照)


中国株でも、金融危機前に同じような景色を見た。
ギリシャ問題と同じで、ここでもデジャブ(既視感)を覚える。


最近の日経平均株価は、上海総合指数とパラレルに連動している。
周知の通り、中国株も信用取引ができるようになって、この1年で信用買い残が
5倍に膨れ上がり、信用買い残が38兆円。なんと日本の10倍!


中国株の売買代金は1日に40兆円もあり、なんと日本の15倍近く!!


日本株で信用買い残がここまでの水準になると、外国人に売り崩されることになるが
中国株は規制が多いので、わかりづらい。どうなるのでしょうか?


香港株との関連もある。


いずれにせよ、今の中国株の水準には注意したい。


また、中国でビジネスをしている人に聞くと、中国ではインサイダー取引がよくあると
言っていた。政府関係者などの間で、どの株が上がり、どの株が下がるなどの情報があり
ほぼ的中するらしい・・・


(正しくは中国株に詳しい専門家へ)


中国の政策当局には、財政政策、金融政策ともに政策余地があるので、まだ大丈夫と
言われている。政策を出動しても効果がなくなってきたときは、警戒が必要になる。


バブルはいつか崩壊する。しかし、いつ崩壊するかわからない。


○ボーナスシーズン


来月はボーナスシーズンになる。


たくさんもらえる人もいれば、ボーナスのない人もいる。
ブルムバークに投資銀行のボーナスの記事がでていた。


投資銀行トップはやはりゴールドマンサックス


ディレクターの平均ボーナス
3,700万円也
(控えめな数字を発表していると思う)


第2位 モルガン・スタンレー
第3位 バンク・オブ・アメリカ


少なかったのは


INGグループ
ソシエテ・ジェネラル


とある。


9万1,000ポンドなので、日本円にして1,700~1,800万円くらい。

(少ないと言っても・・・)


今まで、投資銀行の人、投資銀行出身の人と話す機会は何度があった。


知識が豊富で、次元が違うと感じる。
(現役の投資銀行の人は、立場もあり、本音の話ができない)


投資銀行の人が、本音でマーケットを語ってくれれば
日本の市場専門家は仕事をなくすだろう。


○ミセス・ワタナベ・ハンティング


周知の通り、ドル円が121円近くから124円の円安になりました。


この舞台裏について、5月28日の日経新聞に記載がある。


以下日経新聞より引用


『FX投資家襲ったドル買い』
『123円台 海外投機筋と攻防戦』


『「ミセス・ワタナベによる損失確定のドル買戻しが、ドル上昇にさらに拍子をかけた」
ドルの対円相場が7年10ヶ月ぶりの高値を付けた26日、そんな声が聞かれた。(略)


同日のドル売り・円買い持ち高は前日比1割以上減った。「ヘッジファンドのドル買い・
円売り再開」が本格化するなか、守勢に回るミセス・ワタナベの姿が見て取れる。何しろ
日本の個人投資家は最近のドル高局面に大量の売りを出してきたのだ。(略)


例えば、ドルが2ヶ月ぶりに121円台に上昇した20日までの1週間。有力業者4社で
合計約48億ドルもの売りが出た。1週間の規模として、円安トレンドが始まった2012年11月

下旬以降では最大だ。そこに襲いかかったのが、投機筋のドル買い加速。大きな誤算だった。(略)


個人投資家が手掛けるFXには、取引の元手(証拠金)に一定の評価損が生じれば、

自動的に反対売買する機能(ロスカット)がある。ドル買いを仕掛けてFXのロスカット

発動を促せば、ドル上昇にさらに弾みがつく。投機筋にはそんな読みもあったかもしれない。

いわゆるミセス・ワタナベ・ハンティングだ。』


(日本経済新聞より引用)


つい先日に日本の個人投資家が6,000億円ほど「ドル売りポジション」を取っていたので
ヘッジファンド等の投機筋がドル買い仕掛けした。個人投資家のロスカット強制決済を
誘発して、あっという間に円安が進行した。


円安進行と日経平均の上昇は、普通は連動するので、日本株高になった。
そして日本株のショートカバーを誘発し、日本株も上昇することになった。


現在のグローバルマーケットは複雑につながっている。
株式投資をするときには、為替の動向はもちろんのこと、ミセス・ワタナベのポジションも

チェックする必要がある。


ミセス・ワタナベ・ハンティングが円安株高を誘発し
さらには、日経平均株価11連騰に貢献したことなる。


ミセス・ワタナベの中には、専門家のSell in may(セルインメイ)を鵜呑みした人も
いたかもしれない。


多くの人が言うと、そのようにならないことが多い。


また、その日の同じ日経新聞の紙面に


「株式の信用評価損益率が改善」
「マイナス、9ヵ月ぶり小幅」


とある。


時間を武器にできない、株式の信用取引をしている人もヘッジファンドのカモになり
やすいので注意したい。


日本の個人投資家の負けたお金の一部が投資銀行の高額ボーナスに含まれている。
外国人投資家に負けないように、しっかり勉強したい。


○ギリシャ問題と雇用統計


豊島逸夫の手帖にも書かれているように、今週重要なイベントの結果が出てくる。
ここから6月メジャーSQに向けて一つの山場になるかもしれない。


ギリシャ問題については、EU側は(特に、ドイツ、オランダ、フィンランドなど)
今回もギリシャの要求を飲んで妥協すると、国民からの支持を失うことになるので
妥協はしないと言われている。


このことからも今回ギリシャが妥協しないとデフォルトになる。現ギリシャ政権が妥協
することもギリシャ国民との約束を反故にすることになるので、容易にはできない。
政治的な妥協があるかもしれませんが、どうなるかわかりません。


今回マーケットでは、ギリシャはデフォルトしない前提での動きになっている。また一部の

専門家の話やニュースによるとギリシャのデフォルトは織り込み済みとの話もある。
(個人的には、ギリシャのデフォルトは織り込まれていないと思う)


5月27日の夜にギリシャのチプラス大統領から実務者レベルで合意したとの発言があり
マーケットはユーロ高で反応した。


しかし、その後、欧州委員会のドンブロウスキス副委員長(前ラトビア首相)
がそれを否定した。ドイツのショイブレ財務相もギリシャ債権団との早期合意はないと
発言している。


平気でうそをついてくるギリシャの現政権は、EUからも信頼されていない。
「○○するように努力する」などと言っても妥協して合意できないと思う。


ギリシャは、EUの要求に概ね従って合意するしかないのか?
さらなる時間稼ぎができるのか?


どうなるでしょうか?


ギリシャ問題については、どうなるかわかりません。
どのような結果が出ても対応できるようにしたい。


また、今年最大のテーマでもある米利上げと関係する週末の雇用統計の結果と

その後のマーケットの反応にも注目したい。


日経平均株価は、夏至までに高値をつけることが多い。
今年はどうなるのでしょうか?


日本でFXが普及して、FX取引をしている人の取引金額も増えている。
今回のように、ヘッジファンドに狙われることがあるので
ミセス・ワタナベの動向もチェックするようにしたい。


みんかぶの買い予想は重要イベントが通過してから考えたい。


・・・


週末の土日は、ともに遅くまで外出予定で
日記なしの予定


暑くなってきたので健康に気をつけたい。


親戚のひとりに健康に興味がある人がいる。
先日、その方の家に行くと健康本が山積みされていた。
そのうち、1冊だけタイトルに興味をもって借りてきた。


読んでみると、なかなかおもしろかった。(個人的な感想にすぎない)


『病気にならない人は知っている』


ケヴィン・トルドー著


幻冬舎


全米900万部突破!
記録的ベストセラー


とある。



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