【ブルームバーグ:5/25/12:37】
ドイツのコメルツ銀行はギリシャがデフォルトに陥る確率は50%だと指摘。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NOVWRM6KLVR601.html
【YOMIURI ONLINE:5/25/13:50】
ギリシャのブチス内務相は24日、地元のTVで、IMFに対する債務の返済について
16億ユーロ(約2140億円)に上る6月分の返済額は国庫に存在しないと語った。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150525-OYT1T50056.html
ところで欧州によるギリシャの支援問題は、給与及び年金の減額を要求するユーロ側に対し
ギリシャは頑なに拒否していることから暗礁に乗り上げています。
無論協議は続いていますが、早急に妥協案が見出されなければ
ギリシャはIMFに対し6月分の返済が出来ない状態です。
しかし水面下では中国に対し、エーゲ海の拠点となるピレウス港利用権の前場払いと
ギリシャへの鉄道投資という名目で、100億ユーロの支援を求めていますし
ロシアに対しても、ギリシャとの間を結ぶ天然ガスパイプライン利用料の前場払いという形で
max50億ユーロの支援を要請しており、こちらは実現の方向にあると報道されています。
ただ現在のギリシャに財政再建のメドが立っていないことから
ギリシャ案のまま支援を受けても、自転車操業に終わる危険性が高いのではないでしょうか。
何れにしてもチプラス首相を中心とした積極外交は、今までのギリシャには見られなかったことだけに
果たして新政権が国家の救世主になり得るか、是非とも注目したいところです。
因みに東京株式市場は今日も高値を更新しましたが
ギリシャ問題の霧が晴れるまでは、CPを高めにして置く方が賢明だと思います。
念には念を!