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素人のマーケットメモ⑯

先日、中国と東南アジアで美容ビジネスをされている女性の方とお話をした。


中国では、美容関連ビジネスが成長している。
お金持ちの女性がたくさんお金を使うらしい。


金額の多い女性は、月何百万とか・・・


日本人の感覚ではなかなか理解できない金額。
親が一杯お金を持っているので、一人娘に投資?をしているのかもしれない。


中国では、メイクアップの本当のプロが少ないので、日本の優秀なメイクのプロが
ビジネスをするチャンスはたくさんあると聞いた。


美容関連の他に、貸金ビジネスも中国の成長産業になっている。


中国では、お金持ちが日本で一般的に言われるサラ金からお金を借りている。
優良物件などにたくさん投資しているので、手持ちのお金がない。


そんなところに、また美味しい話がくると、見逃さない。貸金業者からお金を借りる。
資産家なので担保物件はたくさんあるので、お金を借りるのに苦労しない。


日本人の感覚だと、銀行にお金を借りればよいと思うのだが、中国人は日本人と違って
銀行をあまり信用していない。中国の歴史を学ぶとわかる気がする。


お金持ちを相手にした貸金ビジネスは成長産業だったりする。

サラ金バブルと言っている人もいる。


中国は不動産バブルも懸念されている。中国には金融政策・財政政策の余地があるので
まだ大丈夫だと思うが、将来バブル崩壊するようなことになれば、中国の爆発的な需要が
激減するので、現地でビジネスをしている人の話を聞いて参考にしたい。


また、日本の教訓も参考になるはず。

 

1990年 日本の不動産バブル崩壊
1997年11月 北海道拓殖銀行 破たん
1997年11月 山一証券 廃業


日本の不動産バブル崩壊から、象徴的な事件が起きるまで7年かかっている。


中国でも問題が表面化するまである程度時間はかかるだろう。
しかし、現在の金融危機は、進行が早いので、7年もかからないと思う。


本当は、日本の不動産バブル崩壊を経験した日本人が一番理解できるはず。


中国版リーマン・ショックは、起きるかどうかの問題ではなく

When(いつ起きるか)の問題になっている。


・・・


素人のマーケットメモ⑯
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


時間もないので、足元のマーケットについて箇条書きにしたい。


○はプラス材料
●はマイナス材料
○●どちらでもない材料


●ギリシャ問題


5月16日の日経新聞の記事より


『ギリシャのチプラス大統領は・・・欧州連合(EU)などの債権団が求める年金支給額の

減額や労働市場の改革は選挙公約に違反するため「受け入れられない」として、拒否する

考えを改めて強調した。一方でEUとの金融支援再開を巡る交渉で「合意は間近だ」との

見方を示した・・・


最終的な合意に至るにはEUとギリシャの双方が条件で歩み寄る必要がある。交渉期限は
6月末だが、債務返済の資金繰りに窮しているギリシャが予期せぬ形でデフォルトに陥る
懸念を指摘する声もある』


(日経新聞より引用、詳しくは前後文章参照)


EUの要求は「受け入れられない」けど、交渉での「合意は間近だ」らしい??


6月末までの追加支援を受けるには、手続き的な問題もあり
5月末までに合意する必要がある。


デットラインは、5月末になる。


結果は、もちろんどうなるかわかりませんが


支援合意⇒日本株にプラス材料
デフォルト⇒日本株にマイナス材料


になるので、引き続きギリシャ問題には、注意する必要がある。


ギリシャは、できるだけたくさん借金をしてから踏み倒したいと考えているので


どうでるか?

(借金を真面目に返す気などない。)


支援合意する確率の方がやや高いと思うが

ドイツなど支援側は妥協せずと強硬なので、ギリシャが妥協しない場合は

デフォルトする可能性も排除できない。


○●スタンレー・ドラッケンミラー氏


世界で2番目の投資家であるジョージ・ソロス氏の元右腕の
スタンレー・ドラッケンミラー氏


30年ほどで年平均30%の運用実績を残した超一流の投資家。
1990年代の日本の不動産バブル崩壊のときも、銀行株の空売りで大儲けしたことでも有名。



世界中の投資家が彼の投資行動や発言に注目している。


そのスタンレー・ドラッケンミラー氏が、今年の1-3月にエネルギー株を買っていた。
日本の市場専門家が原油はまだ下がる!と言っていた、1バレル40ドル台の安いときに
仕込んでいる。今、原油は約60ドルになっている。
利益確定しているかどうかわかりませんが、さすが安い時に仕込んでいると思った。
(ブルムバークニュース参照)
(発表しているので、利益確定している可能性もある。)


投資家は机上の優等生の専門家や学者ではなく、スタンレー・ドラッケンミラー氏のように

現役で相場を張っている優れた投資家の発言や動向を参考にすべきと思う。


なお、ドラッケンミラー氏は、FRBの金融政策にも警鐘を鳴らしている。
(ドラッケンミラー氏が言うのだから、将来そのようになる可能性が高い)


○投資部門別売買代金差額(日経新聞記事より)


ここを見ると、5月第1週、年金と個人は売り越している。
海外投資家は買い越している。


ここだけを見ると


海外投資家の投資判断が正しければ、この後株価は上昇する。
個人投資家の投資判断が正しければ、この後株価は下落する。


過去のデータで見ると、情報量の豊富な海外投資家の判断が正しいことが多い。


しかし、目先ギリシャ問題をはじめとする不透明な海外要因があるので
どうなるかわからない。また海外投資家の買い越し金額も少ない。


先週、日本時間の未明の早朝に、ギリシャの国債買われるとの情報が流れた。
今のギリシャの切羽詰っているときに、ギリシャ国債買いの情報が流れたので
ギリシャ大丈夫の憶測が出て、その日の日経平均株価も大きく上昇した。


ギリシャ問題には、海外投資家も相当神経質になっているようだ。


○Sell in May


ヘッジファンドの6月末の中間決算に向けて、解約が出た場合などに換金売りがでる。
それまでのポジションの巻き戻しが起きるので、投資家の間で意識されている。
45日ルールにより、中間決算に向けた換金売りは15日までに終わっている。
(その前に終わっていると思う。)


Sell in Mayを警戒した売りはここからはない。
需給面ではプラスの話になる。


○ジェフリー・ガンドラック氏とビル・グロース氏


米ダブルラインキャピタルのジェフリー・ガンドラック氏


投資家の間でその発言に注目が集まっている。


以前日記の『ターゲット日本』でその発言を書きました。

日本国債の将来について次の発言で予測している。


「流動性バブル圧力鍋が沸騰中。圧力はどんどん高くなり
 爆発するときは鍋の蓋は空高く吹き飛ばされる」(>_<)


・・・


経済ニュースでもあったように、新債券王、旧債券王ともドイツ国債の売りを
推奨していた。


『ガンドラック氏は(4月)28日にブルームバーグとのインタビューで、
「2年物ドイツ国債で100倍のレバレッジをかければリターンは20%だ」と
 空売りの可能性について語った。』


このときすでにガンドラック氏はドイツ国債を空売りしていたのだろう。
(ポジショントーク)


これに旧債券王のビル・グロース氏も10年物独国債は「空前絶後のショート」機会と
発言していた。


新旧債券王の意見が一致した通り、ドイツ国債は売られた。


二人とも大儲けしただろう。


債券投資は投資額が大きいので、債権を売って余った資金が株に行きやすい。


新旧債券王が推奨したドイツ国債売りは、日米欧の株価が比較的堅調だった需給面での
要因のひとつになっている。


債券を売ったお金が株式市場に入ってきた。
このあたりの需給面の要因もチェックする必要がある。


●日銀のバスーカ砲第3弾


日銀の追加金融緩和があれば日本株にプラスの材料になる。


ただ、ヘッジファドの間では、黒田総裁の4月19日の米ミネソタ州での講演内容から
上期はなく、下期と予測しているようだ。


『総裁は、原油安の影響が薄れるなか、日銀は日本のインフレが年内に「徐々に加速する(gradually accelerate)」と見込んでいると説明。物価の基調が想定通りでなければ追加の金融緩和をためらわないとの考えを示しつつ、「現段階でそれが必要だとわれわれは考えていない」と述べた。』

(ブルムバークニュースより)


先月、黒田総裁は、米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁の招きに応じて
ミネソタ州を訪れていた。余談ですが、コチャラコタ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は
少なくとも来年まで政策金利を引き上げるべきではないとの見解を示している。
ただし、同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有していない。


コチャラコタ総裁・・・この方、名前が印象に残るので、覚えた。


少なくとも現段階では、ヘッジファンドは黒田総裁のミネソタ州での講演内容を信用して
日銀の追加金融緩和は下期と予測している。上期は期待していないようだ。


○米国の利上げ


今年の株式市場の大きなテーマである、米利上げについては、もう少し先になるだろう。
(もちろんどうなるかわかりません)
米利上げ観測が年後半に後退したことは、株式市場にはプラス材料になっている。


○GPIFと日銀のETF買い


引き続き日本株にプラス材料となる。


○チャート


チャートの形は悪くない。
今のところ、上昇トレンド継続の形。
しかし、海外要因で悪い材料がでれば、チャートの形は変わる。


・・・


こう考えると、結局今までと同じ(・_・;)


需給面ではやや強気
ギリシャ問題も合意していないので、海外要因にやや弱気となる。


みんかぶ予想の中立を継続したい。


買い予想 4銘柄
売り予想 4銘柄


にする。



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