5月相場は難しい。
(除くプロの皆さま)
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
相場の格言に
Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day.(9月の第二土曜日)
がある。
また、証券会社の方から教えていだたいたのですが
日本には、次の流行語もある。
いつ株を買うのか?
「今でしょう!」
どちらが正しいのか、数ヶ月後にわかるでしょう。
自分自身の復習のために、再度需給をチェックしてみたい。
○身近な話
先日、株でたくさん損してきた個人投資家と話をした。
今年は、今までのところ儲かっているらしい。
今、出遅れ株で何を買ったらよいか迷っていると教えてくれた。
過去、この方がこのような話をされると、その後しばらく株価は上昇した後に
大きく下がることが多かった。
そして、1年間終わってみると損されていることが多い。
今年はどうなるのか?
その方の情報源はニュースと日経新聞の専門家のコメント
今まで、それで大損してきた。
そして、今もそれを続けている。
昨年10月17日に日本株が安値をつけたとき
当時、ニュースなどでは、エボラ出血熱がアメリカで発生しているので
その警戒感から売られているとの専門家の解説がありました。
今、エボラ出血熱の「エ」の字も聞かなくなりました。
エボラは、どうなったのでしょうか?
・・・
株式投資で成果を出している人よりも、損している人の方が多い。
(特に短期志向の方)
損している人を探すことは簡単だったりする。
逆指標となることが多いので、参考にしてもよい。
○GPIFと日銀
GPIFと日銀は引き続き買い主体として期待できる。
GFIFは、3月以降売り越してきたので、買い余力がある。これから買ってくることが
期待できる。日銀は株価が下がった時に370億円程度の買いが期待できる。
買わなくても「期待」があるので、投資家心理にはプラスになる。
○外資系寄り付き前の注文動向
先月の終り頃より大幅買い越しが続いている。
買い越し基調にあるので、海外投資家は、まだ売っていないと思われる。
○日経平均株価の御三家の動向
ヘッジファンドの指数プレイの参考になる
御三家の信用取り組み状況
(カッコ内は直近の寄与度、3銘柄だけ20%になる)
(4月17日⇒4月24日)
ファーストリテイリング(9.79%)
0.63倍⇒0.51倍
ファナック(5.46%)
2.39倍⇒2.13倍
ソフトバンク(4.62%)
5.19倍⇒4.69倍
ここだけ見ると、3銘柄とも、信用倍率が低下しているので
株価にとってプラス材料になる。
やはり、気になるのがファーストリテイリング
ここが1.2~1.3倍くらいになると「そろそろ」といった感じ。
ファーストリテイリングの信用倍率が今の水準だと
日経平均株価は大きく下がらないことが過去何度かあった。
今回はどうなるのか?
○海外の投資家
年金基金などの海外の投資家は19,000円台で4月日本株を買い越している。
実力のあるヘッジファンドは、もっと安いときに日本株を買っている。
ヘッジファンドが本格的に株を売るときは、高値水準にある株価を持ち上げてから
売るので、ここから持ち上げるのか?
○ヘッジファンド
日経平均株価が4月30日の1日で今年最大の下げ幅538円くらい下落する前
ゴールドマン・サックスとUBSの2社でTOPIX先物だけで1兆7,000億円保有。
日経225先物を含めると、膨大な金額を保有していた。背後の注文主は実力のある
ヘッジファンドだと思う。
少しポジションを外しただけで、日経平均株価で500円~1,000円くらいすぐに下がる。
ここに日銀の370億の買いをぶつけても、戦力が違うので、空しい戦いになる。
やはりヘッジファンドの動向には引き続き注意する必要がある。
株価はどうなるのか?
結局のところ知恵と実力(お金)のある
ヘッジファンドの御心次第になる。
買いたい投資家に、さらに高いところを買ってもらって
空売りしている投資家に、さらに高いところで買い戻してもらう。
だれも売る人がいなくなってから、自分たちだけで売る。
これが、実力あるヘッジファンドにとって一番儲かる。
そう考えると、さらに株価上昇する余地はあるかもしれない。
しかし、様々な要因で、それまでに売ってくる可能性もある。
どうなるかわかりません。
○個人投資家
最初に書いたように個人投資家の動向は逆指標になることが多い。
(除くみんかぶ会員)
4月は毎週売り越している。
足元、信用の売り残は増加している。
もし、今回の上昇相場が行くところまで、行くならば
最後に高いところを買ってくるのは
個人投資家やサラリーマン的な機関投資家、そして売り方の買戻しになる。
まだ、買っていない。
信用買いもまだ増える余地はある。
信用売りの買戻しも期待できる。
・・・
4月30日に日経平均株価で今年最大の下げ幅があったので
少しだけ買い方の整理はできたかもしれない。
もしそうであれば、株価にとって短期的にはプラスになる。
株価は高値圏にあるので、株価水準では弱気ですが
需給面では、まだ買われてもおかしくない。
みんかぶ予想を4月30日の夜に変更している。
みんかぶ予想
買い 3銘柄
売り 2銘柄
株価水準に弱気、需給面でやや強気
リスク要因はたくさんあるので、状況に応じてすぐに変更したいところ。
しかし、みんかぶを毎日見ていないので、できないと思う。
週末の雇用統計とその後のマーケットの反応に注目したい。