「ドローン」対策で政府 関係省庁連絡会議を設置へ
テレビ朝日系(ANN) 4月23日(木)15時0分配信
総理官邸の屋上で小型無人機「ドローン」が落下しているのが見つかった事件を受けて、政府はルール作りを急ぐため、関係省庁連絡会議を設置することを決めました。
菅官房長官:「関係省庁、国交省、経済産業省、警察庁、総務省、こうした連絡会議を開催して、早急に運用ルールの策定、制度の見直しなどを対応していく」
杉田官房副長官のもとに設置される会議では、皇居や総理官邸など重要な施設の上空の飛行制限について新たなルールを作るほか、ドローンの所有を登録制にすることも検討する方針です。菅長官は「できるところがあれば早急に取り組む必要がある」と述べ、ドローンの規制強化について法整備も含めた対策作りを急ぐ考えを示しました。
首相官邸に侵入のドローン、現物写真入手
TBS系(JNN) 4月23日(木)19時52分配信
総理官邸の屋上で見つかった「ドローン」の現物の写真を入手しました。
見つかった「ドローン」は市販されている中国製の「ファントム2」という機種で、直径はおよそ50センチで4つのプロペラがついていました。
機体は大幅に改造されていて、色は白から黒に塗り変えられ、放射性物質を含む液体が入ったプラスチック製の容器と小型カメラに、発信器、さらに発煙筒2本を搭載していました。また、プラスチック製の容器には放射能を示すマークと「RADIO ACTIVE」と書かれたシールが貼られていました。
その後の鑑定で、容器からは放射性物質セシウム134とセシウム137が検出されたということです。この物質は福島第一原発事故でも検出されています。
警視庁は威力業務妨害の疑いも視野に捜査を進めていて、近く専門機関で容器の中の液体を詳しく鑑定することにしています
“ドローン”「今国会中に法改正を」二階氏
日本テレビ系(NNN) 4月23日(木)21時44分配信
22日に首相官邸の屋上に小型無人機「ドローン」が落下しているのが見つかった事件で、自民党の二階総務会長は23日、今の国会中に規制を強化するための法改正をすべきとの考えを示した。
二階総務会長「今回の事件は、国を守る、国の名誉という面からみて、ゆゆしい問題、許し難い問題である。次の国会あたりでこの問題をうんぬんということを報道されているが、私はそれでは遅いと思う。直ちに出して対処すべきだと」
二階氏はこのように述べ、今の国会中にドローンに対する規制を強化するための法改正をすべきとの考えを示した。
二階氏はまた、23日朝、自民党の谷垣幹事長と話をして、早急にこの問題に対する党としての対処方針をとりまとめることで一致したという
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