ヤマト運輸が発表した2014年度の宅急便の取扱個数は2013年度比2.6%減の16億2204万個で、前年度実績を下回るのは、リーマン・ショックで国内景気が停滞した2008年度以来だそうです。
2013年度に消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要で1割以上伸びた反動があったほか、宅配便市場での競争激化が響いたようです。
2015年3月単月では前年同月比8.4%減の1億3177万個と大きく落ち込んだそうです。
消費増税を控えた2014年3月は前年同月に比べ2割近く取り扱いが伸びたこともあり、反動減が大きかったそうです。
ヤマトは2014年春から法人の大口顧客に値上げ要請をして採算も改善していますが、一方でライバルの日本郵便にシェアを奪われた面もあるようです。
日本郵便の宅配便「ゆうパック」は2014年4月~2015年2月の取扱個数が前年同月比13.9%増の4億4596万個と伸びているものの、日本郵便は宅配便事業の赤字が続いているとのことです。
ヤマトはメール便の制度も変わりましたが、個数ベースでカウントすると、新制度の方がたぶん減るんでしょうね。
9064:2,835.5円