素人のマーケットメモ⑮

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素人のマーケットメモ⑮

素人のマーケットメモ⑮


予想がはずれたので、反省も込めて理由をもう一度復習したい。
終わったことを復習するのは、相場の予測をするより簡単です。


チャートを見ればわかることですが、昨年末比で、NYダウはあまり上昇していない。
ドル円も、120円から上値は重たくなっている。


それなのに、日経平均株価は絶好調(^^♪


つまり、アメリカ市場やドル円との連動性が薄れていることに気づいていた
にもかかわらず、軽視したことが今回の予測外れの原因の一つになる。


昔から、アメリカ市場と日経平均は連動性が強い。
いずれは、元の鞘に戻ると思う。


先行した日経平均が下落して戻るのか
出遅れたNYダウや為替が追いつくのか


どちらになるかわからない(・・?


2月途中から、ゴールドマン・サックスがTOPIX先物を中心に225先物も含めて
先物だけで2兆円という爆発的な買いをして、日経平均株価を持ち上げた。
225オプションでも18,500円プットを大量に売っていたとの観測もある。
18,500円より下げないつもりだったのだろう。
日経平均とアメリカ市場の連動性が薄れた大きな原因の一つだと思う。


市場専門家は、中国人の日本での爆買いよりも、ゴールドマン・サックスの日本株への
爆買いについてコメントした方が、投資家にとっては参考になった。


もちろん、ゴールドマン・サックスの動きを予測することは困難。


以前の日記にも書きましたが、昔、ゴールドマン・サックスの方と話をしたときに
聞いた言葉を2つ思い出して書くと


男性の社員より聞いた言葉


「われわれの動きは、証券会社の自己に紛れてわからないようにしている」


元GSに勤めていた女性の方の言葉


「自分たちの持っている情報と個人の持っている情報とはあまりにも違うので、
個人投資家は圧倒的に不利だと思います。」


振り返ると、わたしが弱気予想に変更したとき
メチャメチャな投資判断をしたわけではない。


しかし、ゴールドマン・サックスの動きを予測できなかったのは、大反省です。
日本株は割高と判断した空売りが一杯入ってきたので、踏み上げた方が儲かると
判断したのでしょう。あの段階では長期投資家は利益確定をしていましたし・・・


(ある投資で成功している人に現在のポジションを聞くと、
利益確定をして、資金を待機させていると言っていた。)


足元のマーケットでは、ゴールドマン・サックスの動きを察知して、素早くロボットの
プログラムを修正したヘッジファンドが勝ち組になっている。
日本の個人投資家でも空売りがたくさん入っている割高な値嵩株に投資した人が
勝っている。長期投資家には、なかなかできません。


参考記事:追い込まれる空売り勢


『急ピッチな株高の隠れたエンジンは、信用売りを出していた「空売り勢」の買い戻しだ』

『米バンクオブアメリカ・メリルリンチの世界の投資家への調査によると、日本株への投資は

すでに最高水準にある。同社は今週、逆張り投資家向けに空売りの候補を列挙した。

一般消費財、欧州株、不動産株、そして日本株―。転んでもただでは起きない投資家の姿が、
背後にちらついている。』


(日経新聞 3月19日朝刊より引用)


現在の日経平均株価は、買われすぎのエリアにあるとする考え方に変わりはない。
数年ぶりの買われすぎのデータも複数ある。しかし、買われすぎだから
さらに買われやすくなっている。


2013年5月23日に、朝の高値から5時間で1,500円近く急落した
「バーナンキ・ショック」の前のように、上昇が止まらない状態になっている。


バーナンキ・ショック(本当は、バーナンキ発言のせいで急落した訳ではない)で
日経平均株価は3週間で3,600円も急落したことは記憶に新しい。
現在の日経平均株価は、何かあれば大きな下落をしても不思議ではない位置にある。


しかし、メジャーSQから3月末までは、日経平均は上昇しやすい統計データがある。
データから見ると、もしかすると、4月も強いかもしれない。
(専門家の指摘する通り)


メジャーSQから3月末までの日経平均株価は、確率的に言えば、ヤンキースの田中投手が先発の

ピッチャーマウンドに上がって、「勝つ確率」に近い(イメージ)。もちろん田中投手でも負ける

こともあれば故障することもあるので、どうなるかわかりません。


昨年は、その通り上昇しました。
今年はどうなるでしょうか?


素人のマーケットメモ⑮
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


足元の相場、2月の上昇相場も、日本株は明らかに買われすぎのエリアに入っている。
株価調整(下落)すべき期間でした。しかし、下落すべきときに下落しないので
日経平均株価は、非常に強い。


日米欧の量的緩和や、公的マネーによる日本株の購入など、基本的には日本株は上昇しやすい

状況にある。しかし、スピード違反的なところもあり、


いったん下に押してから再度上昇トレンドになる可能性が高いと予測していました。


しかし、これといった調整もなくこのまま上昇するシナリオも想定すべき状況になっている。

アノマリーでは、日本株は5月ゴールデンウィーク前後まで強い。


シナリオ1


5月ゴールデンウィーク前後までは短期の調整はあるとしても日経平均株価は非常に強い。


シナリオ2


現在の日経平均株価は、とても割高なので、何かの材料で5月ゴールデンウィークまでに
まとまった調整(下落)をすることがある。
(ファンドがユーロ売りを仕掛けているので、そのピークに日本株は天井をつける)
(ユーロドルがパリティになり、米利上げ観測が強くなれば、ダブルパンチになる)
(数年前、ユーロ危機の日記を書いたとき、ユーロドルがパリティになるだろうと書いた。)


この2つの全く異なるシナリオをベースに戦略を考えたい。
投資では、一方向に「決めつけない」ことが大切だと日記にも書いた。


シナリオ2の弱気予測については、今まで日記で書いたことと重なるので、
シナリオ1について簡単に書いてみる。
(株価は、割高水準にあるので、その点は十分に注意したい。)


なんといっても「需給」よくなっている。


(先日、日経新聞にバイナリーオプションでの仕掛け的な取引についての記事が記載されていた。

ヘッジファンドVS証券会社の自己売買との間で激しい戦闘が起きている。
ボラティリティが大きくなっている理由のひとつ。バイナリーオプションの需給に与える影響は

わかりません。これも重要なので、やっている方に聞くとよいかもしれません。)


○個人投資家の状況


株で儲けたいと思って、十分に勉強しないで売買している個人投資家はたくさんいる。
(年々レベルアップしている「みんかぶ会員」さんには少ない。)
個人投資家は、2月に株価が割高エリアに入ってから、空売りをたくさん入れている。
昨年10月、株価急落の場面で入れた空売りもたくさん残っている。


現在、売り方は踏み上げられて苦戦している。


株価が大きく上昇する


⇒テクニカル指標が買われすぎのシグナルを出す


⇒個人が割高と判断し空売りを入れる


⇒空売りがたくさん入ると、大物ヘッジファンドは、カモにするために容赦なく踏み上げる。


⇒ショートカバー主力で株価は上昇する。


個人が空売りを入れれば、入れるほど、株価は上昇しやすくなる。(-_-;)

マーケットは大物ヘッジファンドが牛耳っているので、個人が株を売れば売るほど
株価は上昇するといった皮肉な結果になる。簡単に儲かるほど世の中甘くない。


以前、ヘッジファンドの方と話をしたとき


「日本には、(役に立たない)テクニカルの専門家がたくさんいるので助かる」


と言っていた。


足元


個人の信用売り残が非常に高い水準にあり、個人の信用買い残が低い水準にあるので
今後、株価が上昇すれば、ショートカバーが入りやすい状況は続いている。また、
信用の買い残はわりと少ないので、信用買いについては余力がある。株価がさらに
上昇すれば、個人が高値圏で買ってくる可能性がある。将来、もし信用買い残がたくさん

たまってくれば、株価に危険信号点灯です。


信用売りの買戻し


⇒ショートカバーによる株価上昇


⇒株価上昇を見て、個人は、外国人が本格的に日本株を買っていると勘違いして
たまらず高値圏で信用買いを入れてくる。


⇒信用売り残が減って、信用買い残が増える。


⇒株価はさらに上昇した後、上値が重たくなってくる。
(この上値の重たくなっているときに外国人は利益確定をしている)
(外国人が持っている建玉を個人が高値掴みする)


⇒信用の買い残が増えているので、需給が悪化する


⇒ピークに達したときに株価は調整する


⇒ヘッジファンドの最新鋭のロボット部隊により、今度は買い方が総攻撃される。


⇒株価はさらに下がる。


すぐには、このようなことは起きませんし
このようになるかどうかもわかりませんが
過去このようなパターンは何度かあった。


ひとつのシナリオとして考えることはできる。


ヘッジファンドは、網に魚がたくさん入ってから本格的に仕掛けてくる。
(株価を暴落させるか、トレンドフォローで逃げ場をつくらないようにして下落させる)


何回か日記に書いた投資銀行に勤める女性の方から聞いた言葉を思い出す。


「個人はカモよ~、カモにならないように勉強しなきゃダメなのよ~」


自分に限ってそのようなことはないと油断すると痛い目にあう。


○海外投資家


足元、ECBの量的金融緩和を受けて、ドイツのDAX市場など欧州にリスクマネーが
大量に入っている。DAX株価指数は、12,000ポイントを超えるバブル圏に突入している。
欧州株にも空売りがたくさん入っているので、踏み上げられている。


アメリカ株は、利上げとドル高が警戒されて、上値が重たくなっている。その中で相対的に

魅力のある日本株式市場に海外の長期資金が2月末頃から入ってきているとの観測もある。


外国人投資家といっても上手な投資家と下手な投資家がいる。ゴールドマン・サックスなど

上手な投資家は早くから日本株を買っている。お役所的な欧州の年金基金などの下手な投資家は、

高い水準になってから買ってきている。下手なので、何を買ってよいかわからず
トヨタなどの日本を代表する会社の株などを買っているのでしょう。


○日本の機関投資家の動向


GPIF、共済年金、ゆうちょ銀行などの機関投資家が3月末に向かって日本株の比率を
上げるために日本株を買っていると予測される。(専門家の指摘通り)


GPIFは、ポートフォリオの日本株比率25%に近づけるために、3月末までしっかり
日本株を買ってくると思う。これらの投資家は、ヘッジファンドと違ってまともな株を
買っている。


また、日銀ETFの買いも入っている。


○配当取りの買い


毎年恒例、3月末の期末の配当取りの買いは入ってくる。
3月13日メジャーSQを無事通過したので、先週も入っていた。
わたしの知っている個人の投資家も何人か配当がほしいので買っていました。


・・・


このように日本株は買いの主体が多くなっているので、まだ上昇余地はある。
ただし、相当な割高エリアに入っているので、何かのきっかけで株価は調整する可能性
(シナリオ2)はあるので、引き続き慎重に対応したい。

下げる材料を探すことに苦労はしない。


シナリオ1になる可能性もあるので、みんかぶの売り予想は増やしません。


昨年11月末に書かれている2015年版のフォーキャスト
レイモンド・A・メリマン氏の予想によると


「天王星のアスペクトから爆発的になれば、現段階(当時日経平均株価17,000円くらい)では

誰も想定しない23,425円±1,804円まで上昇する可能性がある・・・」


すぐにはそのようにならないと思いますが、将来、もしそうなれば、

その後株価は相当下落すると予測されている。


金融相場は脆弱なので、数ヶ月後には長期投資家にとってのチャンスが来るかもしれない。
ただ、豊島逸夫先生も手帖で書かれているように、過剰流動性パーティーに参加する場合は
異変があればすぐに逃げることができるように出口の近くで参加したい。


サブプラムローン問題でもゴールドマン・サックスは逃げ足が速かった。
損するどころか、証券化商品の空売りで大儲けした。
逃げ足の速さは見習いたい。


日本株は、さらに上昇する可能性があるので、押し目をまって打診の買い予想をしても
よいかもしれませんが、本格的な買い予想は辛抱強くチャンスを待った方が無難かも
しれない。

(わたしは、時間のないこともあり、タイミングよく予想できない。)
(今回のような需給相場では、割高株が上昇するとわかっていても、

長期投資家の立場ではできない。自己矛盾になってしまう)


これから、どうなるかわかりませんが、「長期の視点」で見ると
株価が上昇すればするほど、下げるときの下げ幅は大きくなると思う。



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