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FOMCを経過し、世界の市場の潮目は変わるのか?


米国の政策金利は2%に据え置かれました。声明文は予想通り、今後利上げにも利下げにも舵を切るとは明言せずにどちらかと言えば景気減速よりインフレ抑制に重きを置くと受け取れる内容でした。まあこんな表現しかできないでしょうし、良く言えば市場にショックを与えずに無難に纏めたと評価できるのではないでしょうか?(悪く言えば、毒にも薬にもならない表現!?)市場の反応も微妙で、NYダウは上へ下へと何度か振動したあげくに、この日の上げ幅を縮小して引けて、前日比なんとか+0.04%で終了。ドル円は108.3円あたりから直後にはドル買いに動いたものの、金利先高感消滅により50銭程ドル売り円買いとなった。(今現在108円を回復している。円弱すぎ!)WTI原油先物はFOMCの前に在庫統計の発表を受け1バレル136ドル台から131ドル台まで急落したが、FOMC後のドル安で134ドル台まで買い戻された。結果として、声明文に対するリアクションは株安・ドル安・原油高だが幅が小さいし、3つとも横這いとも言える。従い、不透明感は何ら拭い去れないのですが、私のテキトーな今後の展望を書いてみます。NYダウが0.04%でもプラスで引けたことは大きいと思います。今日のアジア株式は幅は大きくないが現状全面高となっています。原油が若干下がったこと、これまで下げ続けていてリバウンドし易い状況にあったことも大きいのでしょう。この流れが欧州・米国へと引き継がれれば世界株安の(一旦)下げ止まり・反発へというムードも生まれるでしょう。ドルは米国要人の口先介入で無理矢理持ち上げていた訳ですが、利上げも当分出来ないし米国に策がないことは明らかになりました。(勿論為替介入という手段はある訳ですけど)今のところメッキが剥がれたので即ドル売りという状態でもないようですが、ドル高基調が続くとは考えにくいと思います。ユーロの金利引き上げも予想されますし、ドル安と共に原油価格がまた高騰ということも考えられます。米国にとってはドル安のメリットも充分にある訳で、原油価格を抑え込みたいのと湾岸諸国のドルペッグ制を維持することが、ドル高を望むとの発言の背景でしょう。ドル高を維持できなければ、あらゆる手段を尽くして原油価格を抑え込みに行かざるを得ません。世界的に機運が高まるでしょうし欧州・日本・新興国とも利害は一致し連携し易い。米国の国力である自由な金融資本主義に制限をかけてコモディティー投機を抑えこむことも止む無しと考えるのではないでしょうか?原油価格を抑え込めれば世界の株価も上昇します。私自身もこの3カ月では株より為替の方が遥かにリターンをもたらしてくれていますが、株式についても悲観することはないと思っています。原油価格に株価がいつまでも振り回されるほど、世界のリーダーは無策無能ではないと思います。
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