最近、Facebookや他のSNSやメールや、なにやらかやら、遊び呆けていてBlogの更新が怠り勝ちになっています。決して穴埋めではありませんが、俳句のお好きなある方に送ったメールをコピーします。
翔年の俳句界に対する懸念や文学としての俳句そのものに対する思いを含めて書いていますので…。
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「俳句は究極の文学」? ちょっと意味がわかりません。
「有名な句と似ることも多い」?
有名な句とそうでない句の分け方を知りませんが、似た句は一杯ありますね。
特に問題なのは、句会か何かで入選発表された句が、前作があったとか類似句であったとか言って、後から取り消されることがちょくちょく起こることです。選者が全ての句を把握できるわけがないので、今後もありうることと思います。
ご存知のように、工学や経済の分野では不備ではありますが、特許や実用新案登録、商標登録等、知的財産として先人の業績を尊重しています。
論争するつもりはありませんが、俳句のリーダーはこの問題をどう考えておられるのでしょうね。他人ごとながら、あいまいなまま放置されているのは良くないように思っています。
もう大分昔のことですが、漱石先生の類似句も発見しています。
叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 夏目漱石(1867/2/9-1919/12/9)
叩かれて蚊をはく昼の木魚かな 大田南畝(1749/4/17-1823/5/16)
語順を変えただけの漱石先生の句の調子が好きですが、なんせ100年前に作られた類似句なので、どうすればいいのでしょうね。博覧強記の先生、もしかしたら、先人の句を添削されたのかもしれませんね。(笑)
良寛さんのこんなのも見つけました。
うらを見せおもてを見せてちるもみじ 良寛(1758/11/2-1831/2/18)
裏ちりつ表を散つ紅葉かな 谷木因(1646-1725)
これは翻訳?した句とでも言うのかな。
これも良寛さんの句の方がすきですけれど…。
「英語のHaiku」?
アメリカの碁友、Mr.Allan Abramsonはこんな自分の句を見せてくれましたよ。
どうでしょうか?
The leaves fall too soon
A yellow bird takes a bath
The pale sun coming
Twilight suddenly dropping
Over the garden we sit
Colors fade and chill
Black branches, bright sky
Shadows flicker in the trees
Whispering Autumn
つづきは後日。
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