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角川グループHD株主総会(詳細編)
総会がスタートして、簡単に社長挨拶、監査報告書の説明が終わった所で、30分程のビデオにて会社の業務内容の紹介がありましたが、要約すると従来のIT戦略はITのTでるテクノロジーに関する物が多かったが、今後はITのIであるコンテンツが重要であり、総合コンテンツ企業としての当社にはこの部分での強みがあると言う内容でした。
…って省略しすぎ?f(^^;)
旧来型の紙ベースでの書籍、雑誌等は厳しいながら業績鈍化のペースを遅らせる努力をしている事や、インターネット広告収益の伸びが増えてきた事なども語られていました。
さて、ビデオが終わった後は早速質疑応答の時間ですが、
正直な所、アニメや漫画のタイトルに詳しく無いので出てきた単語が分からない物が沢山ありましたf(^^;)ですので、多少のメモの間違いはご容赦下さいf(^^;)
Q1、シネコンは他社も含め過剰なまで存在し飽和状態であると思うが、他社との差別化の為にヒット作以外のインディペンデント系の作品などの上映に力を入れてみてはどうか?
A1、現在邦画だけでも年に800本以上製作されているが、そのうち上映される作品は400本に満たない。劇場はまだまだ多すぎると言う事はない、当社の強みであるアニメやゲーム等のメディアミックスを武器にする考えもある、また子供達に人気のあるケロロ軍曹などのグッズを扱うケロロショップ(?)を併設する事も集客力の向上の助けになっている。
Q2、DVD事業は大切だと思うが、現在はDVDが破損した場合に買い直さないといけない。DVD-BOXの様な物を買って1枚だけ破損した時に丸ごと買いなおすのは負担が大きいので、業界に先駆けて実費のみで破損したDVDを交換するサービスを開始すれば顧客満足度が向上するのではないか?
A2、DVD販売をメディアを買っているか、コンテンツを買っているか等の考え方の違いはあると思うが、貴重な意見として前向きに検討する。
Q3、取締役の人数が12人から14人に増員されるのは何故か?
A3、事業を拡大中であり、新しく参加していただく社外役員も既に優秀な実績を上げている人材であり、有効なアドバイスを受ける事が期待できる。また社外からの刺激を受ける事は業績を向上させる為にも意義がある。
Q4、昨今他社で漫画家の原稿を出版社が紛失し訴訟問題にまで発展した事件があったが、御社における漫画原稿の扱いは?また万が一訴訟が起こった時の対応は?
A4、原稿は預かった時点でナンバリングして編集社で保管し、印刷所に出す際も書面で管理、印刷が終わった物は保管室で管理している。
万が一の場合は原稿料+αで金銭で解決する。将来的にはデジタル化で原本の保存をしオリジナルの復元が出来る体制も考えている。
Q5、去年の懇親会でサンドイッチが出ると聞いていたが、スパゲッティーの様な物しかなく、食事も少ししか食べれなかった。
A5、出席する株主数を正確に読みきれずご迷惑をお掛けしたと謝罪
Q6、涼宮ハルヒ(漫画?)の出版延期などがあったが、経営がいいかげんなのではないか?
A6、作家さんが描いてくれなければ出せないが、編集や出版でもきちんと管理できる様に努力する。
Q7、赤字の理由にのれん代とあるがこれは何か?
A7、通常のれん代は5年償却であるが、日本ヘラルド等買収した子会社の一部を一括減却した。
Q8、ザ・テレビジョンにUHFの番組が掲載されていないので他社の物を買わなければならない、株主でもあるのでザ・テレビジョンを買いたいのでUHFの番組も載せて欲しい
A8、衛星放送なども含め、現在は放送局が多いので全ては載せきれていない、ただし昨今は地方局でアニメ作品の放送など独自性も出てきたので、改善を検討する。
Q9、マーベラスエンターテインメントのガンスリンガーガールの製作クオリティーが変わったが作品にどの様に関与しているのか?
(注:この質問は質問の内容意図共に私が消化できなかったので質問内容は正確性を欠きます)
A9、おそらく複数シーズンに放送された物で、シーズン毎にクオリティーが違うと言う問いでわないかと理解するが、おそらく製作スタッフが変わったのでは無いかと推察する。詳細は分からない。
Q10、メディア展開する際に、著作者との合意はどの様に取っているのか?
A10、作品により著作者と言う扱いが異なるので詳しくは述べられないが、基本的には著作者との話し合いで双方合意の元に話をすすめている。
ここで、時間の為、議案の採決に入ると議長提案
Q11、時間が来たからと質問を打ち切るのはけしからん!!
A11、事務局と協議する
→後の映画を楽しみに参加している株主も居るため、時間の関係もあるがあと2~3質問を受け付ける
Q12、自分は女性の代表として質問しているが、役員に女性が一人も居ないのは失望した、女性を差別しているか女性は居ないのか?
A12、現場では優秀な女性が生き生きと働いている、今後育てて行きたい。
Q13、シネコンの減損損失の算定根拠は?
A13、営業2年目までの収益状況を見ながらキャッシュフローを元に再計算している。
Q14、シネコンの名前を角川シネマに統一していくと言う話があったが、恵比寿ガーデンシネマの名前は単館系の劇場名として確立されたブランド価値があるのに、その名を捨てて名称変更するのは勿体無い。
A14、説明不足であったがガーデンシネマの名前は変更する予定は無い。
Q15、配当の根拠となる具体的な数字は?
A15、配当政策は安定配当の下限を30円と位置づけ、配当性向30%を目処に業績連動分を加算する事にしている。本来はこのルールからすると今期は30円となるが、株主への利益還元を重視し31円とした。
ここで、いよいよ終了となり議案の採決へ、先ほどの株主より再度『けしからん』との発声があるが議長(社長)が謝罪し、そのまま採決。
全議案無事に可決され総会は終了。
この後、15分程社長より今後の経営方針の説明。
基本的には、小説、書籍、雑誌、映画、漫画、アニメ、ゲーム等のそれぞれとナンバー1のコンテンツをメディアミックスしていく事でシナジー効果を発揮させると言う感じの内容でした(これも省略しすぎ?f(^^;))
…と言う訳で、この後、軽食をご馳走になり特別上映の映画も見に行くわけですが、軽食も数が足りないなんて事は無く十分な量が確保されてましたw
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