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商品買い持ちについて

年金基金の商品インデックス・ファンドの買い持ちは投機か―業界で議論激化
http://www.hf-klug.jp/hfnews/hfinvestor/hfinvestor002289.html

商品投資に関する記事を最近多く見るようになりました。
私も何か書いてみたいと思います。

将来消費する食料やエネルギーを負債として認識すれば、それに対応する資産を持つことは合理的な考えだと思います。
商品はゼロサムだから長期的な運用には不向きで、純粋にマネーゲームとしてみるなら、商品買い持ちする理由はないでしょう。しかし、人間の余命は限定的で、消費生活の期間も限定的です。限定した期間の支出に対応する資産を持つことは、ヘッジとして悪くないと思います。

将来消費する食料やエネルギーを負債として認識すべきかとなると、いろいろな考えがあるでしょう。法人はBSに計上する必要はないでしょうが、個人が負債として認識するかどうかは人それぞれです。

先のリンクの記事では、「年金基金は、インデックス・ファンドをポートフォリオの一部として見ており、商品投資が投資全体の5-10%を超えることはない」とあります。ここで大雑把な計算をしてみましょう。
年金組合員の給付期間を20年、年金基金の商品投資が10%、組合員が支出する食費・エネルギー費が年金給付の20%とすると、年金基金は組合員が消費する商品の5年分(※1)の在庫を持っているのと同じことになります。こう考えると、給付期間の20年を下回っているので、年金基金の商品投資は投機といえるほど過剰なものではないのかもしれません。しかし、5年分の在庫というのは相当なものです。普通、現物でこんなに在庫を持つことはあり得ないでしょう。商品投資の一部は資源株への投資になるのかもしれませんが、ちょっとやり過ぎのような気がします。こんな投資を世界中の年金基金がマネしはじめたら、とんでもないことになります。とても持続可能な投資とは思えません。何かのインボーです。

というわけで、商品買い持ちに関する何らかの規制がされてしかるべきだと思います。

(*1) 数字を修正しました。計算方法は以下のとおり(テキトーな計算です)
20年×10% ÷ 20%=10年 --- 給付開始までに10年分の商品買い持ち。
全組合員で平均すると、5年分の商品買い持ち
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