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コガネムシ

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ニューディール政策、1929年発世界大経後の経済対策。ルーズベルト大統領が行った大規模な経済政策。公共事業などを行うために金(GOLD)を強制的に徴収した。
徴収・・・(・.・)? その時代は兌換(GOLDといつでも交換できる)紙幣制度、金本位制を取っていた。持ってる金(GOLD)と交換できる紙幣以上は刷ることができない。
今と違い、量的緩和は、ない。(できない)
振り返ってみてどちらが健全だったんだろう?(歴史が証明すると思う)

徴収した金(GOLD)をもとに発行したお金(紙幣など)で失業対策をした・・・。

その後、1933年5月、1トロイオンス、20.67ドルで徴収。同年、25.56ドル引上げ、1934年に34.95ドル。同じ年に35ドルに切り上げられた。
アメリカ国民は金保有を禁止された(・o・)!
世界中が戦争になり貿易が停滞したので金の需要も減った。

戦争が終わったが
1935年~1970年まで金価格は35ドルに固定された。
相変わらずアメリカ国民は金保有が禁止された。
しかし、アメリカ以外の国の人々は自由に金を買うことができた(^-^)

長い時間をかけ他の物価が上がっていく中で金だけが不当に安い値段で固定されたせいで安い価格の金を掘ろうとする人がいなくなっていった。(供給減少)
使い勝手がよく安かったので金の実用的な需要が増え始める。。。(そういえば子供の頃は歯科医師は金歯を使っていた。今はもうみなくなっている。)

朝鮮戦争やベトナム戦争といった放蕩道楽をしたアメリカの対外債務(借金)が増え、貿易赤字が続くようになる。他の国に対する債務の支払いにあてる金の現物が足りなくなりはじめる。あれだけ強かったドルの価値が下がり始めた・・・。

そのうち外国、フランスあたり(借金取り)がドルと金(GOLD)の交換をせまるようになった。
「ドルを金にかえて下さい(^-^)♪」
1971年、困ったアメリカのニクソン大統領が金の兌換を停止した。(ニクソンショック)
「今後は金とドルの交換は認めません!(`へ´)」
事実上、ドルと金を交換するという債務がデフォルトした。

しかし、交換は認めないけど1トロイオンス35ドルのレートは維持された・・・!なんとかドルの価値を保とうとしたが無駄だった。
賢い人たち(アメリカ国民以外の)は法律に触れないので海外で35ドルでドルと金を交換し始めた。
(需要があるのに値段が据え置かれているのだから当たり前)

あきらめた各国とニクソン大統領は1973年に金本位制からドルを切り離し金価格の自由な変動を認めた。金価格は120ドルに急上昇!。すったもんだのあげく、1974年末、ようやくアメリカ国民が自由に金を持てるようになった(^-^)

長い間、金を持つことができなかったアメリカ国民は金に殺到した!
あたかも樹液に群がるコガネムシのように・・・。

その後どうなったか?すでに海外で安い値段で買った金を持つ外国人がコガネムシ(アメリカ国民)に対して大量の金を売りつけた。

金(GOLD)にむらがったコガネムシは駆除され、、、
結果、アメリカ国民は大損した。(´Д`;)

いろいろな考え方があると思います。金(GOLD)が今後どうなるかわかりません。しかし、歴史は知っておいて損はないと思いました。歴史は面白い。




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