〈後藤健二さん殺害のニュースが流れる〉
湯川さんと言う人物を救出すると言い残し、妻と二人の子供を置いて危険な戦闘地域シリアに行った後藤さん。
自分一人だけで、危険な戦闘地域のどこかに捕らわれているかも知れない湯川さんを、本当に探し出して救出出来ると判断したのだろうか?
常識では100%不可能に近いと感じるのだが。
後藤さんがシリアに入国した昨年10月の段階では、湯川さんは既にイスラム国に捕らわれていた。それをたった一人の後藤さんが救出出来るかな?
ヨルダン空軍機が撃墜されパイロットが拘束された事件、米軍特殊部隊がヘリで奪還作戦を遂行したが、イスラム国戦闘員の激しい攻撃を受け退却したとの報道が流れている。
特殊部隊でさえ不可能だった事が後藤さん一人で果たして可能だろうか?
この疑問に対する回答は今だ寄せられていない。極めて不可解だ。
「この責任は自分一人にあります」と自己責任論を話した後藤さん。
実態はどうなったか?日本政府・国民を始め、ヨルダンやトルコなど周辺各国に多大な迷惑をかけ、この事件処理に数多くの人員を充てた日本政府。その費用だけでも何億円もかかっているだろう。
さらに捕虜交換で万一後藤さんを取り戻せたとしても、裏では多額の身代金が支払われるだろう。
もちろんこの事実は公表されないだろうが、すべて国民の血税が浪費されている。それ程の価値のある行動であったのだろうか。
この取り戻せるという期待も今朝の処刑報道で水泡に帰した。