いよいよ22:30に発表される(米)12月雇用統計(雇用者数・失業率)が近づいてきました。
ただ、ここ最近の傾向から考えると、直前は結構強めの動きになっていたのですが、今日はどちらかというと利食い気味で勢いはイマイチですね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
なんとなく不穏な空気も漂い始める中でのビッグイベントとなるわけですが、その辺を含めて先行指標や展望などについてまとめていきますので、どうぞよろしくお願いします。
前回のおさらい:ギガサプライズとなったものの… まずはいつものように前回のおさらいですが、(米)11月雇用統計は予想を大幅に上回るギガサプライズとなりました↓
■22:30 (米)11月雇用統計(雇用者数・失業率)
・非農業部門雇用者数
【予想】+23.0万人
【結果】+32.1万人
・失業率
【予想】5.8%
【結果】5.8%
・民間部門雇用者数
【予想】+22.5万人
【結果】+31.4万人
前回は予想を大幅に上回る結果となりました!なんせ雇用者数が+10万人近く予想を上回り、久々の+30万人台という大台に乗せていたほか、9月・10月分の雇用者数も合計で+4.4万人も上方修正されました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ ヤッタ~!
また、賃金上昇率も予想(+0.2%)を上回って+0.4%となるなど、質的な面でもほぼ申し分ない結果となりました。もはや2015年もアメリカの覇権は確定かといった感じで、お祭り騒ぎのボーナス相場でした↓
まぁこれぐらいは上がって当然でしょうね。それだけのポジティブサプライズでしたし、賃金アップによる物価上昇が予想され、今後の利上げ時期も早まるのではないかといった見方もドル買い材料となりました。
前回の結果:
というわけで、すばらしい結果・・・だったんですよね。前回は・・・。しかしながら、イマイチこの後の相場がそれほど盛り上がっていかなかったことが気がかりといえば気がかりでしょう(´・ω・`)
確かに急ピッチで進みすぎていたことや、原油安による逆オイルショックのようなリスク回避の動きもあったのですが、このピーク以降なかなか高値更新をできていません。
また、発表直後は大いに盛り上がった早期利上げ期待でしたが、これまでの賃金上昇率があまりに停滞していたことが指摘されたり、雇用の質的な部分を疑問視する声もあり、現在に至るといったところです。
う~ん、この辺は新指標である労働市場情勢指数(LMCI)の影響も大きいでしょうか。LMCIは19の指標を基にして多角的に労働市場の実態を表した指標ですが、これの11月分は雇用の大幅増加や賃金がしっかり上昇したのにも関わらず、実は弱含んでいるんですよね。
というわけで…