お盆休みをいつも故郷の留守宅で過ごします。去年のお盆休みに孫も私達夫婦と一緒に故郷で過ごした。私の小学生の頃は、近所の友達と山や川で遊んだ。
魚とりは網をもって捕るのが好きだった。
孫に「魚捕りに行く?」と聞くと 「うん 行く!」とすぐさま大きな声がかえってきた。
私も童心に戻って小さい頃を思い出しながら夢中で魚捕りをした。
はじめのうちはザリガニばかりだった。
そのうちハヤやオイカワ、鮒(フナ)など大きいので15~20cmぐらいも捕えることができた。
孫は大喜びで大きな歓声をあげて喜んでくれた。
孫たちが帰ってしばらくして電話で
「お爺ちゃん、夏休みの日記に魚捕りのこと書いたよ」
お友達にもどうやら得意そうに話したようだった。
去年のことだった。今年も孫から電話してきて「お爺ちゃんね、お盆休みは田舎で過ごすの?」
すぐさま「また、魚捕りするか?」と聞くと
嬉しさが電話の向こうから伝わってきた。
今年のお盆は大雨で川が濁って中止した。
小さい頃の思い出は成人になってからも、良い思い出になるだろうと思う。
ゲームソフトに夢中も良いが、自然の中で戯れたことの喜びは満面の笑顔だった。
面白すぎてもう夕暮れだから帰ろと言っても、首を横に振って帰ろうとはしなかった。
私が青春時代にテレビのコマーシャルで 「わんぱくでもいい たくましく育ってほしい」
と流れていた時代が懐かしく思えた。
塾やプールも良いけれど、爺として故郷の話や、亡き父、母、祖父、祖母の昔の話もしてやりたい、
古いかもしれないが日本古来の良さを孫たちがわかるようになれば少しづつ話してやりたいと思う。
先日も孫が電話してきて
「お爺ちゃん、お正月は田舎に帰らないの?」 と。
「うん、冬は寒くて帰らないよ」
と答えたものの、よく考えると、冬の田舎も雪が積もり、氷がはる故郷も孫にみせてやりたい。
孫たちが帰省のするを、首を長くしながら待ってるのですが
2~3日すれば 私も妻も 孫たちの元気さに圧倒されてしまう。
<孫は来てよし,帰ってよし>
元気なつもりでも気が付かないうちに老いに向かっているのだろう。
皆さんはいかがですか・・