今月23日、国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市で弱ったマナヅル1羽が見つかり、その後の検査で、強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
鹿児島県は30日、周辺にある33の養鶏場で、立入検査を行うことにしています。
鹿児島県によりますと、今月23日、出水市のツルの越冬地で弱ったマナヅル1羽が見つかり、検査したところ、A型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
鹿児島大学でさらに詳しい検査を行った結果、強い毒性を持つ「H5N8」型の鳥インフルエンザウイルスと確認されたということです。
環境省は27日、マナヅルが見つかった場所から10キロ圏内を野鳥の監視を強化する地域に指定していて、今後、さらに監視を強化する方針です。
また鹿児島県は30日、周辺3キロ圏内にある33の養鶏場で立ち入り検査を行うことにしていますが、これまでのところ異常があったという連絡はないということです。
一方、出水市も、養鶏場などに対して、防疫対策の徹底を改めて呼びかけることにしています。
出水市は国内最大のツルの越冬地で、今月15日には過去最多となる1万4300羽余りのツルの飛来が確認されています。
嫌な鳥インフル、マナツルの移動も大きいし、強毒性だし、とりあえず被害の拡大はない感じだが・・・