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オプションの醍醐味と指値注文

株式投資の銘柄選択をするには、決算書を見る必要がある。


日記に書いた記憶はありますが、投資家ならば最低でも決算書


損益計算書(PL)
貸借対照表(BS)
キャッシュフロー表(CF)


の基礎知識は知っておきたいもの。


簡単に書くと


損益計算書は、1年間の儲けを表したもの。
どれだけ頑張ったかを発表している。


貸借対照表は、会社の懐具合を表したものになる。


キャッシュフロー表は、言葉の通り、1年間のお金の動きをまとめたもの。
PL、BSでは現金の動きがわからないのでキャッシュフロー表ができた。
キャッシュフロー表によりPLの信憑性を確認することができる。


決算書の見方を少しでも理解すると個別銘柄を選ぶときの役に立つ。
決算書の見方の達人になると、粉飾を見抜くことができる。


空売りの帝王と言われるジムチェイノス氏がエンロンの不正会計を見抜いて
大儲けしたように、大きな成果を挙げることができるかもしれない。


書き出すときりがないので
損益計算書(Profit and loss)の「売上総利益」(通称:粗利)についてだけ


Profit:金銭上の利益
Loss:損失


粗利について具体的をあげて考えてみたい。


よく知らない人にとっては、これだけでも投資の参考になるかもしれない。


粗利は


売上-仕入れ


その商品そのものの儲け


飲食店の粗利は
だいたい65%~70%くらいと言われる。


値引き競争している業態になると粗利は下がるので利益は上がりづらくなる。


日経平均株価に大きな影響力をもつ

ユニクロ


売値の40%くらいと聞く
ユニクロの場合、宣伝費をたくさん使っている。
ユニクロについて興味のある人は、経営者の本を読むと参考になる。


口紅


3,000円くらいの口紅で製造原価20円くらい。(開発費などに費用がかかる)
高価な口紅がたくさん売れると、そのメーカーの好決算が期待できる。


原価を知っている人にとっては、100円ショップで中国製の口紅が販売されても
驚くことはない。


マックのハンバーガー


昔、100円マックの話題になったとき、新聞でも見た記憶がある。
原価60円くらい。


ポテトは15円くらい。


お店の定員さんが


「ポテトはいかがですか~」
「セットにするとお得ですよ~」(^_^)


と声をかけてくれる理由はポテトの原価にある。


ポテトを売ると儲かるから


ポテトをつけてセットにするとお得なのは


お店側になる・・・(・_・;)


カルビーは、自社のポテト商品で行列のできるほど人気のある商品を販売している。
高級ポテトといっても、ポテトなので原価は安い。
売れると儲かる。決算はおそらく良いだろうと思っていたら、やはりよかった。
株価は今年になってからも上昇している。


ポテト商品を買う人の行列なくなって、並ばなくても簡単に買えるようになれば
株価に黄色信号がともる。


儲かるものをたくさん売ればかなり儲かる⇒好決算⇒株価上昇


逆に売れなくなればその反対のことが起きる。


昔、証券会社の方に教えてもらったのですが、ソニーのゲーム機は原価が高く
売れてもあまり儲からないと言っていた。(消費者にはプラスの話)
ゲーム機が売れてもソニーの利益は増えないことがわかる。


ソニーの方から聞いた話ですが、放送用カメラは利益率が高いといっていたので
そのような商品が売れると利益は上がる。


決算書の粗利のことを知っているだけでも、株式投資の役に立つことがある。


そして、何といっても原価が安いのは1万円札。
発行原価は20円くらい。
1万円札を売る?とメチャメチャ儲かる。


通貨発行益、シーニョレッジ (seigniorage)のことを正しく理解すると
今回の金融危機の結末がどうなるか考える上で、大きなヒントになる。


(参考:セントラル・バンキングとシーニョレッジ 滋賀大学経済学部研究年報)



金融機関ではたくさんセミナーを開催しているようですが

決算書のことはあまり教えてくれない。

投資家がかしこくなると商売はやりづらくなるのでしょう。



・・・



長期投資家は、本来ならば、決算書の見方など地味なところから勉強してもよい。
地味な勉強はパスして、いきなりテクニカル分析にいってしまう人もいる。


さて本題


オプションの醍醐味と指値注文
(素人のひとりごと日記です。)


オプション取引はしなくてもよいが、その知識は必要だと日記に書きました。


先日、大手証券会社のベテラン社員(女性)の方に


「オプション取引について教えてほしい~」(^^ゞ


と言われた。


証券会社の方に教えるのは、変な感じだったが
わたしのわかる範囲で話をしました。


時間価値と本質的価値
イン・ザ・マネー、アウト・オブ・ザ・マネー


といったところから説明をしたので、少し大変だった。


オプションについては、みんかぶの会員さんにも
くわしい人がたくさんいる。教科書的な説明はネット上でも見ることが
できるので省略して、最近あった具体的な話を少しだけ書きたい。


オプションの醍醐味を知る具体例を最近のマーケットで見ると

日銀の追加金融緩和の発表の前日、10月30日のこと
日経225の11月限の17,000円コールの値段が1円の安値だった。


オプションは、1,000倍なので、11月限C170 オプションを
1,000円で買うことができた。


買った人はいるでしょうか!?


日銀の追加金融緩和で株価が急騰し、3連休明けの11月4日の朝9時に
450円の高値なので、わずか2営業日で、なんと450倍になった。


投資に「もし」はありませんが、オプションの醍醐味の勉強なので
もし、このオプションを1万円で買っていたら、450万円になっている。(・o・)!


11月限C170 オプションのチャートを見ると、ほぼ垂直に価格が上昇している。
めったに見ることができないチャートです。


450倍があるわけですから、オプション取引で100倍や50倍になるケースはもっとある。
投資元本の10倍になることは、よくあることになる。


もちろん良い話ばかりではない。


もし、先程の11月限C170 オプション1円を10枚油断たっぷりに売っていたら
強烈なカウンターパンチを受けてノックアウトされている。


そのとき決済したとすると、450万円の損失になる。


また、オプション取引には教科書に書いていない注意点がたくさんある。


ひとつだけ例をあげる。


11月14日(金)
朝一番にその事件が起きた。


オプションの12月限C160を、朝一番に「成り行き売り」数枚の注文があった。
前夜のイブニングで1,500円だったのに、10円で約定。


なんと、「150分の1」の金額で売ってしまっています・・・


そのときの12月限C160チャートを見ると思いきり長い下ひげになっている。


オプション市場は、HFT(超高速取引)の悪いヘッジファンド(害国人投資家)が
見せ板で細工しているから、成り行きはダメです。
「指値の成り行き注文」すべきなのに、この投資家の方は知らなかった。


投資の世界でも知らなかったは通用しない。


決済売りだとしたら、1,500円で売ったつもりが
150分の1の10円で売ってしまったことになる。


新規の12月限C160の売りだとしたら、10円で新規売りしてから
即150倍になったので、強烈なカウンターパンチを受けている。


完全にノックアウトです。


一瞬にして、1,000万円近くの損失になっている。


この場合、追証発生しているかもしれません。


おそらく、決済売りで利益確定を急いだのではないかと思うがわかりません。


焦ってはダメです。


オプションの成り行き注文は危ない!
見せ板には十分注意してほしい。
(このようなことを専門家と名の付く人は教えてあげてほしい)


このような被害は他にもたくさんある。
成り行き注文は、オプション取引に限らず、注意してほしい。
他人ごとではない投資家もいると思う。


残念なことではありますが、マーケットには悪いヘッジファンドもいるので
注文は指値でしたほうが無難です。
どうしても買いたいときは、現在の気配値よりも少し安い値段で指値すれば
上記のような被害にあうことは避けられる。


オプション取引は金額が大きくなることも多いので、特に慎重に取引をしてほしい。


安易に儲かるからとの考えで、オプション取引をされない方がよい。
オプションを使いたい場合は、よく勉強して、実戦経験豊富な投資家からも
有効なアドバイスをもらうとよいかもしれません。


長期投資家でも
先物取引とオプション取引がマーケットに与える影響は大きいので
オプションの知識を深めることはよいことだと思う。


P.S.


最近の投資の注目記事の中から


11月27日の日経新聞


「米年金 脱ヘッジファンド」
「高い手数料、利回り低迷」


この記事は投資の参考になる。


アメリカの年金最大手カルパースが、運用成績の悪いヘッジファンドへの投資をやめる
ことになった。(くわしくは、日経新聞記事参照)
つまり、カルパースが自身でアメリカのS&Pの指数を買っていたほうが成績は良かった。
何のために高い手数料を支払っているのかわからない・・・


プロ中のプロのヘッジファンドでも運用で失敗する。
投資は簡単なものではないことを肝に銘ずるようにしたい。
また、需給面にも少なからず影響を与えるので、注意したい。


今日、朝日新聞にも米国の自動車のサブプライムローン復活の記事を含め
足元の世界のバブル相場を警鐘する記事が載っていた。


のん気な専門家は、サブプライムローン復活といっても住宅と違って自動車だから
大丈夫と言っているが、騙されないようにしたい。将来の危機の種がまかれている。
また、バンクローンについても3年後たくさん借り換えを迎えるので、一杯デフォルトが

出るでしょう。


『金融の世界では記憶はすぐに薄れる。金融緩和が生む「イージーマネー」と技術の

進歩が結びつけばなおさらだ。ここ数カ月、サブプライムローンは静かに驚くほど

力強い回復を遂げた。ただし住宅ではなく、米国人の別の強い関心事、「自動車」に

関連するものだ。この新たなブームが消費者だけでなく投資家の間に多くの犠牲を

生み出すまで、そう時間はかからないと見る向きもある。』


(FTの記事の翻訳版より引用)


表向きの数字を見てアメリカ経済は良好と言っている学者や専門家もたくさんいる。


どうでしょうか?

将来わかります。


投資家は評論家と違うので学習効果を発揮したい。


複雑な証券化商品の仕組みについては、日記に何度も書きました。


証券化商品


日本語で書くと「多階層金融派生商品」


ポイントは


ローン条件変更制約
エクセス・スプレッド(優先劣後構造)
デフォルト条項


特に「優先劣後構造」は重要。


・・・


足元の株価について、日経平均株価17,000円~17,500円のボックス圏で推移している。
現政権は選挙に勝つために、期待を持たせるマニフェストを出してくると思う。


もしかして上手くいけば、17,500円~18,000円のボックス圏に移行し、18,000円を
トライする場面もあるかもしれません。
反面リスク要因はたくさんあるので、株価が調整する可能性もある。


もちろんどうなるかわかりません!


日経新聞にも書いてあったように、解散から、選挙までは株価上昇する確率が高い。


みんかぶ予想を


やや強気の


買い予想 4銘柄
売り予想 3銘柄


にします。


もし、少し調整があれば買い予想を5銘柄にすることも検討したい。
ただ、選挙後は十分注意したい。
(もちろん、選挙前も注意する。)



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