yuhsanさんのブログ
1-17 株の世界へようこそ
ここまでで、「波乗り投資法」について、大まかにご理解いただけたことと思います。
それでは「波乗り投資法」を使って、いよいよ株の世界に入ることにしましょう。
この世界は、金儲けの亡者たちがうようよしている世界です。日ごろ住んでいる世界とは、大きく違っています。一番の違いは、人間関係にあるような気がします。
すべては「投資は個人責任」の大原則の下で、なにをいっても責任を追及されません。そのため、たいそうな肩書きを持ったアナリストや、コメンテーターでも、今日いったことが明日にはコロコロと変わります。
新聞や雑誌などに発表される投資情報も、発言者の大半がゲーム感覚の個人投資家か、株の売買に携わっている金融機関のサラリーマンプロたちです。今日では市場参加者の多くは、短期取引が中心なので、彼らから発信される情報も、短期の値幅取りに偏ったものになります。
自己の利益が優先され、株を持っている人は強気に、売っている人は弱気に傾いた発言になります。株を持っていない人の意見はどうでしょうか。まるでニュース解説を聞くようで、面白味がありません。聞くほうも情報を受け取るほうも単純ではないようです。
このような世界ですから、投資家も孤独になりがちです。せっかくできた株友達も、投資銘柄や方法で違った道を取るようになり、損得が分かれてくると、いつしか疎遠になります。金持ちは、税金や株に対する世間の評判を気にして、株のことを口にしません。政治家も株を持っているだけで、変な目でみられるご時勢です。
会社でも、社長を始め上級幹部は、会社の株について下手に発言すると、インサイダーといわれるのが怖いため、株の話はしたがりません。サラリーマンも、株の話は会社ではやらない方が無難と、株は持っていても持っていないような顔をします。それでいて株への関心は高いのです。
株についての格言も多いのですが、プラスもあればマイナスもあり、どちらを取るかはそのときの心境次第となります。儲かったときや損をしたとき、誰かに話したいと思うのが人情ですが話し相手はいません。そういった孤独に耐えるのも、株式投資なのかもしれません。
とはいっても、情報源は多様化し、膨大な情報の中から、すべてを自分の判断で決めるわけにはゆきません。頼りになる人を見つけ、その人の意見に従って、自分が乗っている波をチェックする必要があります。とくに大きな波の判断をするに当たっては、自分だけの判断ではなく専門家の意見が参考になります。
そのさい、証券会社の出身者で、ファンダメンタリストであること、主張が一貫してぶれないこと、などを参考にして、自分の主張に合致している専門家を決めておくことを勧めます。
「ゴルフと株は先生が多い」といわれているように、株の話になると専門家顔負けの理論と知恵を教え込む人がいますが、丁重に取り合わないことが一番です。まして、銘柄についての話は、絶対に避けるべきです。後になって思わぬトラブルの原因になります。
株式投資は現代の錬金術であることには変わりありません。株が上がった日は、デパートの売り上げが増えるといいます。誰も口にはしませんが、口元に笑みがこぼれています。国も株式投資による個人資産の増加が経済に与える効果を前面に打ち出して、新しい制度を導入しました。長期投資に対する関心も以前より増してきたようにも思えます。
それでも、これから株を始めようとする人にとっては、まだ抵抗感が残るようです。難しい用語、面倒な手続き、値下がりに対する恐怖、大きな顔をしているプロ、株式投資に対する世間の目と偏見……。でも、やってみないと株のことはわかりません。
いろいろありますが「あなたのため」です。ちょっと勇気を出して、株であなたの人生を変えてみませんか。
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長らくのご愛読ありがとうございました。
本日までに、電子書籍「波乗り投資法」の第一部「基礎編」(「波乗り投資法」とは)の全部をご覧いただきました。
この本は、私の40年にわたる経験と、「みんかぶ」のコラボで完成いたしました。といっても共著とか、編集といった部分での協力関係があったわけではありません。「日記」に掲載するに当たっては、事前に文章、誤記、論理の一貫性などを繰り返しチェックし、そのうえ皆様方の厳しい目線に触れることで、かなりの部分で原文からの修正を加えたことによるものです。
「日記」には、毎回30名ほどの「あしあと」があったことから、私の主張がそれなりに浸透したものと思っております。コメントをいただいた方に対して、改めてお礼申し上げます。
電子書籍「波乗り投資法」は、全五部構成で、
第一部 基礎編(波乗り投資法とは)
第二部 実践編(投資環境に合わせた投資法)
第三部 管理編(大切なお金を守るには)
第四部 相場編(波を読むには)
Q&A おさらい編(もういちどチェック)
となっています。
興味をお持ちの方は、キンドルストアで「波乗り投資法」とご検索いただければ、329円でご覧になれます。電子書籍は、追加編集が容易にできますので、第四部の相場編については、毎月版を編集し、相場変動に合わせた「相場見通し」を掲載しております。波乗り投資法11月版の第四部では、「需給良好な11月相場」と題して、今月の相場見通しを載せています。
それから、毎週金曜日に「日記」しておりました、私の相場見通しも、しばらくお休みさせていただきます。次回は、年末年始の休日に、お目にかかりたいと思っております……。
18,000円になるといいですね。みなさんよいお年を!
貴重な日記をありがとうございました
また、しばらくお休みですか?
さみしいですけど・・・
年末年始ですね
あっと言うまですね
今までありがとうございました
おちゃちゃさん
こんにちは
何時も温かいご声援ありがとうございます。
今年の年末は、いつになく忙しくなりそうです。
少し疲れましたので、お休みいただくことにしました。
おちゃちゃさんも、お元気でまたお会いしましょう。
j-uさん
こんばんは
いつも、温かい励ましのお言葉をいただきありがとうございます。
おっしゃるように、ご自分のスタイルがいちばん大切です。
株で成功をおさめた人は、数限りなくいます。
でも派手に儲けた話ばかりが伝わり、あたりまえのことを、時間をかけてやる人の話は伝わってきません。
そんな人の話を代弁したかったのです。
長い間ご覧いただきありがとうございました。
j-uさんのご成功お祈りしております。
yuhsanさぁん
なんだか、すごいことになってますけど~
こんな相場あるんですね
バブルとはまた違って
なんというか・・・
おちゃちゃさん
こんばんは
相変わらずお元気で、相場を追っかけておられますね。
うらやましい限りです。
今の相場は、少し離れてみるほうがよくわかります。
相場を動かす要因が次から次へと出てきます。
ついに総選挙まで飛び出してきました。
私にとって、最も気になるところです。
選挙は水物といいますから、予想通り自民党大勝ならば問題ありませんが…。
どっちにしろ、キャッシュレスの私には、あまり選択の余地はありませんが、
なんで選挙なのか、さっぱりわかりません。
忘れないでくれて感謝しています。