WTI原油が3年1か月ぶりの安値を付け、東京ガソリンは強烈な円安のなか反落となっております。
OPEC総会を27日に控え現行の生産目標の調整が注目されますが、現時点では減産に前向きな加盟国は少数にとどまっており、また、サウジの国営会社が12月の米国向け原油公式販売価格を引き下げたことが材料視されています。
WTI原油は2011年からの下値支持線を割ってきており、ターゲットとして73.61ドル~63.88ドル前後も浮上しており、テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも弱気に傾きやすい状況となっております。
東京ガソリンは74920円から調整が入っていますが、この調整が一過性かどうかの見極めと共に、74920円で目先の天井かどうかの見極めも必要となりそうです。
東京ガソリンは過去のパターンから見ると、50週前後で天井を付ける事が多く、前回の天井を付けてから現在45週目ですので、底抜けにはもう少し時間が必要となるのでしょうか。
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