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売りっ子台頭! こうなると難しい展開になるよ……。

〔兜町ウォッチャー〕空売り比率増加が示す弱気派の台頭、「業績相場」の期待後退
2014/10/03 13:55 

    [東京 3日 ロイター] - 株式市場では前日の想定外だった大幅安をきっかけに、投資家マインドが弱まっている。象徴的なのが空売り比率の急上昇だ。世界景気の先行き不透明感が強まる中、国内企業業績への期待が後退しつつある。米量的緩和終了後の金融波乱も意識しているとみられる。 
     
    2日引け後に東証が発表した株式の空売り比率は、前日比5ポイント急上昇して36%に達した。4月25日(36.1%)以来、約5カ月ぶりの高水準だ。日経平均は前日に420円安と急落したが、投機的な空売りが大きかったことが分かる。 
    東海東京調査センター・マーケットアナリストの鈴木誠一氏は「下落への備えではなく、先行きの下落を期待する投機的な動きになっている」と分析する。きょうの株式市場でも急落のショックから押し目買いは乏しい。米雇用統計の発表も控え様子見気分が広がっている。 
     
    日本や欧州、中国だけでなく米国でも景気拡大の鈍化を示す指標が目立ち始め、世界景気の先行き不透明感が強くなっている。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は2日、ワシントンで講演し、グローバル経済の弱さに懸念を示した。2015年の成長見通しも「わずかに持ち直すだけ」と語ったことが伝わり、株価の上値圧迫要因になった。 
     
    米国では来週8日のアルミ大手アルコアを皮切りに7―9月期の決算発表がスタートするが、増益の勢いは鈍化する可能性もある。「米企業にはドル高と欧州景気の減速が響くほか、コモディティ価格の下落も重しになる。7―9月期に関しては業績下振れが見込まれる」(みずほ証券・投資情報部長の倉持靖彦氏)という。 
     
    国内の7―9月期企業業績は低調なマクロ指標に反して、輸出企業を中心に上方修正含みと予想されているが、業績相場への期待は後退しつつある。 
    住友商事、イビデンの下方修正がネガティブになったほか、設備投資関連の先行指標になるとみられた不二越は、前日好業績を発表したにもかかわらず、株価は発表直後に急落した。悪材料に反応し好材料に反応しにくくなっている可能性がある。 
    米景気回復が鈍化し長期金利が低下すれば、円安/ドル高が止まり、輸出企業は足元が好調でも下期以降の業績上振れが期待しにくくなるとの懸念が背景にある。 
     
    株式市場には米量的緩和(QE)策終了後の株安も、トラウマとして存在する。2010年3月のQE1終了後に日経平均は22.2%、2011年6月のQE2終了後には19.5%といずれも大きな調整にみまわれたからだ。10月28─29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が、相場の転換点として意識されている。 
     
    だが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの荒井誠治氏は「ヘッジファンドのポジション調整は一過性の瞬間風速になりそう」と指摘する。グローバルマネーが引き続き高水準であるほか、黒田日銀総裁の円安容認姿勢や、足元の日銀ETF買いの加速が資産効果を狙っていると読めるためだ。来年以降のリスク資産購入枠の拡大なども期待できるからだという。 
     
    野村証券の分析によると、空売り規制が緩和された昨年11月5日以降、空売り比率が35%以上になった後のTOPIXの平均騰落率は15営業日後が2.9%、20営業日後が4.4%、25営業日後は5.7%上昇している。データ面からも空売り比率の増加は、その後の株高を示している。 
    市場からは「QE終了後の株安が前倒しで織り込まれつつある。海外投機筋の先物ポジション整理は前日の急落で半分程度終了。調整が一巡すれば10月後半から日本株も持ち直しそうだ。ただし、業績相場というより政策相場の様相になりそうだ」(大手証券)との声が出ている。 
 


大きく上がったり下がったり株価のジェットコースターの予感…。

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