商品先物~羅針盤さんのブログ
東京金
本日はスコットランドの独立の是非を問う住民投票の結果が出ますが、昨日の欧州市場の為替の動きを見ていると、マーケットは否決されると予想しユーロ・ポンド買いの流れになってきています。
結果がどうなるかはわかりませんが、独立賛成となるとマーケットの混乱は必至でポンド・ユーロ売りに拍車がかかり、欧州市場の混乱が進んでしまう事を考えると、現実的には独立の可能性は低くなるのではないかと思います。
個人的には、否決されたとしても、ポンド・ユーロの買戻しは急騰しても一過性となるとみており、戻り売り優勢になると考えています。
今週はFOMCやスコットランドの投票など大きなイベントがありますが、基本的にチャートに沿って東京金を見てみると、ドル高円安が現状の値段を維持するのに大きく寄与していますが、本丸のNY金は6月の安値1240ドルを割り込みチャートは一気に悪化しています。テクニカル的にはドル建ては1180ドル~1150ドル前後、場合によってはそれ以上の下落となる可能性を暗示しており、東京金はドル高円安の巻き戻しが起きれば、非常に危険な状態になるかもしれません。
円高の流れの時にユーロも高くなると思いますので、その時にNY金が反発してくれればサポートされるかもしれませんが、円高局面が来た時には注意が必要です。
NY金をエリオット波動的に見ると、現状は下落波動最終5波となっているという見方が出来ますので、買い方の方は十分注意が必要ではないでしょうか。
商品先物~羅針盤
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