金【軟調な地合い？】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、NY高に加え円安を背景に手じまい買いが先行して始まり、前日比6円高の4281円で寄り付く。その後は、方向感の定まらない値動きとなり、結局前日比8円高の4283円で終了。イエレンFRB議長はジャクソンホール会議で講演し、米労働市場は依然として景気後退の影響を払拭仕切れておらず、FRBは慎重に利上げ開始時期を見極めていく必要があると述べた。その一方で、労働市場の回復が想定よりも早まれば、利上げが前倒しになる可能性もあるとの指摘もした。そのため、講演を巡って解釈がわかれ、金相場の反応も限定的となった。20日に公表されたFOMC議事録(7月29～30日分)に記された認識を踏襲する内容であったが、従来よりハト派色は薄まった感がある。今後は、良好な米経済指標が続くようであれば、米経済への楽観的な見方の広がりとともに早期利上げ観測が圧迫材料となり、売られる可能性が高い。本日夜間取引時間は、特に目立つ予定がなく、7月の米新築住宅販売(23：00)が発表される程度である。上値の重たさが意識され、売られやすい取引展開と思われる。

夜間取引レンジ　　　4,268円～4,297円


中川

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