竹、月、力の物語3

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竹、月、力の物語3

目次

前回の話

 

 
第三話:救出へ向けて
 
海ガメの背中に乗って竜宮城にやってきた桃姫。
ついに乙姫と対面した。
 
乙姫は突然の訪問者に驚きもせず、言い放つ。
「あら、あなたは確か女神デメテルの娘ね。
 その小娘が私に何の用かしら。」
 
そう、乙姫は情報通。
海や河川、湖の事ならCIAバリの情報網でなんでもお見通し。
 
桃姫は言い返します。
「偶然この子(海ガメ)を助けたんだけどぉ、
 この子がどうしても恩返しがしたいって言うからぁ、
 私のしもべにしようと思うのー。」
 
「それで私がYesと言うとでも思ったのかしら?」
 
やや険悪めいてきた展開。
海ガメの額には冷や汗がにじみ出てきました。
『ボク、海ガメです。ヤバイです。
 なんか修羅場です。助けてください。
 あと、だれか胃薬をください!』
 
海ガメよ、強く生きろ。
 
一方その頃、地上では…
なかなか家に帰ってこない桃姫に、心配したお爺さんとお婆さん。
2人は金に物を言わせて、ある兄弟に捜索を依頼しました。
 
その兄弟とは名うての配管工、毬雄(マリオ)と累二(ルイジ)。
ちょっとジャンプしたらレンガ造りの天井を突き破ってしまったという、
肉体自慢の屈強な男たちだ。
 
お爺さんお婆さんの金にものを言わせ…否、涙ながらの頼みに、
彼らは快く引き受けます。
 
毬雄は豪胆に応えます。
「ピーチひ…もとい。桃姫が行方不明とあっちゃぁ、俺達の出番だぜ。」
 
累二も負けてはいない。
「おう兄貴ィ。
 ピーチ…じゃなくて、桃姫のためとありゃ、金なんていらねぇぜぃ!」
 
お爺さんとお婆さんは配管工兄弟の(金はいらないという)頼もしい言葉に安心し、
桃姫のことは2人に任せることにしました。
 
二人は早速、どんな謎もたちどころに解決するという金田●少年(カネダ●少年)に
桃姫の行き先を尋ねます。
 
冴え渡る金田●少年の推理!
なんと金田●少年は桃姫の失踪現場から、結論を導き出しました。
「犯人は、この中に… ゴホン。
 桃姫は、竜宮城にいる!」
 
驚きの声を上げる毬雄。
「おぉ、本当か!?」
 
金田●少年は自信満々です。
「ジッチャンの名にかけて!」
 
それを聞いた配管工兄弟はいきりたちます。
「兄貴ィ。さっそく竜宮上にカチコミに行こうぜぃ!」
 
「おうよ、累二。久々の展開に、筋肉も沸き立ってきたぜ!」
 
金田●少年の専門は主に殺人事件だそうですが、おかまいなし。
筋脳は細かい事を気にしてはいけないのだ。
 
こうして配管工兄弟は、桃姫を救出すべく竜宮城に行きました。…素潜りで。
彼らを待ち受けるのは、乙姫か、はたまたカメの親玉か?
続く!
 

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