訳あって2012年12月に大手電機メーカーを退職しました。そんな中年男のリタイアメント日記です。
【飲み会】
久しぶりに元会社の同僚と飲み会に行って来ました。
集まったのは一緒に辞めたヤツを含め、6人。大いに飲んで食って盛り上がりました。
やっぱり気心のしれた連中とワイワイ飲むのは楽しいもんです。
でもやっぱり気になるのは、お互いの近況や仕事のこと。会社に残った連中の話を聞くと、会社自体は幾分か持ち直したが、半導体事業は私のいた頃より更に深刻で、いつ事業を清算してもおかしくない状況なんだとか。
業績が上がらない→人が減る→残った社員の仕事が増えて手が回らない→仕事が遅れる→益々業績が下がる、の負のスパイラル。トップは保身のため、今を凌げばといった刹那的な指示となり、先を見据えた戦略を打ち出せない。
'まー、チャレンジしても成功の確率は低く、失敗すれば責任を取らされて降格なら、苦労するだけ損。大きなミスさえしなければ地位は安泰なら、誰も冒険せんわな’とは、今も会社に残る面々の一致した見解。
でも、’我々はその指示に従うだけ’というのなら、結局は同じ穴のムジナという気もするけどねぇ。
一番先に逃げ出したヤツが言うのもおかしいけど。
酒がすすむにつれ、口をついてでるのは仕事や上司の不満や愚痴。それに引き替え、辞めた連中は一概に給料が少ないとこぼすけれど、さほど気にしておらず、これといった不満もない様子。果たしてどちらが幸せなのか?(低レベルな争いではあるけれど。)
勿論、仕事をするのは生活の糧を得るためであって、サラリーも多い方が良いに決まっている。会社も大きくて有名にこしたことはない。とは言うものの、本当にそれが第一なのか、全てに優先するのか?
’仕事って一体、何なんだろう?’飲み会で深く考え込んでしまったsocialcolorでした。