福太郎神座絵門『去年の3月頃に兄貴が大腸ガンではないが手術をした。
まあ凄い痛さだったから、アンナ事はイヤだね。
ただ兄貴と僕の違いは、僕は30歳で酒もタバコも止めている。
今度は今年嫁の妹の旦那が大腸ガンそして旦那の妹も大腸ガンだす』
ダメ神さま『何か話を聞くと28人の一人が大腸ガンに掛かっているらしい。
ええー、お前ブッタから福太郎神座絵門に名前変えたのか。
まあイイヤ、病院に行ってどうだった』
福太郎神座絵門『何やカイあったけど、朝8:30に病院に行って11:10頃に
レントゲン撮影が終わり、主治医の居る部屋に行った。
写真を見ながら説明を聞いた』
主治医『この写真もここもイイですね』
福太郎神座絵門『先生何回も言いますが、便に血がついていたのは痔ですね』
主治医『…………』
福太郎神座絵門『そしたら先生の横に居たあのー、80歳ぐらいの怖い顔の看護婦さん』
看護婦『ここまで来たんだからカメラもやりなさい』
福太郎神座絵門『ハイー怖いー』
ダメ神さま『お前って言う性格が分からない。そして違う部屋に行かされて、今度は
死にかけの看護婦様じゃなくして、少し若い50代の看護婦様じゃ。
其の人に何を云っていたのじゃな』
福太郎神座絵門『又血を抜いて、腸を又綺麗にして、ヤッパシ一番疲れているのは
去年から大腸ガンの事を云われていたからこの言葉が気に成っていたのかな』
看護婦『そいでもカメラだと小さいポリープも見えるし、悪い処はその機械で取れるから
いいですよ。大きなポリープは一週間泊まって貰わないけませんが、小さいのは
三ヶ日です。やった方がイイですよ』
ダメ神さま『何処の人か知らないが、近くに居た男の人も「やった方がイイ」と云って居た。
そいで納得して受付の近くで待っていたら、又受付の人に何を言ったんだ』
福太郎神座絵門『すみません、今度又カメラを撮ると云っていましたが、ヤッパシやめます』
受付『チョットしばらくお待ちください』
看護婦『如何したんですか、カメラする事に決めたのに。腸を綺麗にする薬がえらいのか、
それとも尻からカメラを入れるのがえらいんですか?』
福太郎神座絵門『違うんさ、此処の先生が写真を見て「何ともない」と言ってくれたから、
その言葉で安心してしまった。又来年来ますわ』
看護婦『そうですか、又何時でも来てください』
福太郎神座絵門『5400円払って帰って来た』