多くの人間は何事につけ、正しい行動を行うべきだと考えるが、それが最も難しいもの、一方、間違った行動はやってはならぬと思うが、それは容易なものと認識しているようだ。
また、人間は快楽を追求し、苦痛による不愉快を回避するようにできていることも事実であるらしい。
株式市場では正しい行動がしばしば苦痛を与え、間違った行動がしばしば一時的な快楽を提供するようにも思える。
大幅な損失を抱えた場合の選択肢は①売る②様子見③買い増すがある。正解は①であろうが、どうしても、株価が上昇するだろうという希望的観測が捨てきれないで②か③を選択してしまう。①は損失を確定させ失敗という苦痛を与えられるから避けてしまうのである。
一時的な安堵を得るために正しい行動を採るための戦いに敗れたという実感が湧かないまま。
正しい行動をが正しいと感じ、間違った行動には苦痛と不快感が感じられるようになればたいしたものかもしれない。
正しい行動ばかりしているとどうやって累積損が解消できるのだろうかと思いがちだが、きっと運気が変わるのであろうから心配がなくなるでであろう。