誰でも、勝ち続けると、能力、知識、将来の見通しに関して、自信過剰になることがある。自信過剰は頻繁な取引を行わせ、いずれパフォーマンスの悪化をもたらす。
パフォーマンスの悪化は、取引コストの増大のみならず、良いパフォーマンスの株式を売らせ、パフォーマンスの悪い株式を購入させられることから発生するのが常である。
自信過剰により、高いリスクの株式を購入し、ポートフォリオの分散化が不十分となり、高いベータの小型株企業に投資するようになる。一部市場からニ部市場そしてJASDAQ市場へと流れるがごとく。水は高いところから低いところへと流れ込む。しかし、株式資金は高パフォーマンスが期待される方向へと流れる。これはしょうがないことかもしれないが、くれぐれも自信過剰にならないよう気を付けよう。