関西電力と大阪ガスは、泉北高速鉄道を運営する第三セクター「大阪府都市開発(OTK)」の株式を7月上旬にも南海電気鉄道に譲渡するそうです。
関電、大ガスはOTKの株式を18%ずつ保有しており、売却益はそれぞれ120億円程度となる見込みだそうです。
関電は原子力発電所の停止が響き、平成26年3月期まで3期連続の最終赤字を計上しており、平成27年3月期も厳しい状況が続く見通しで、電気料金の再値上げが必要との見方もあるようです。
ただ関電は当面、本業と関連の薄い資産は売却するなど合理化を進める方針のようです。
OTK株を49%持つ筆頭株主の大阪府が、株式の売却方針を打ち出したことを受け、関電、大ガスは府と協調して手放す意向を示していたそうです。
府は今月6日の府議会で、南海電鉄へ売却するための関連議案を可決しているそうです。
売却益はそれぞれ120億円ということは、OTKの財務状況は良好ということなんでしょうかね。
9503:956円、 9532:422円、 9044:433円