金【下値余地は乏しいか？】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、円安進行を手掛かりに買戻し先行で始まり、前日比6円高の4106円で寄り付く。その後も堅調に推移し、結局前日比20円高の4120円で終了。ドル建ての金は、方向性を欠く中6営業日ぶりに反発したが依然軟調な展開が続いている。米株価や長期金利の上昇を受け、金よりもリスク資産に目が向けられている。5日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会や6日の米雇用統計の発表を控え、警戒感が強い。ただ、ECBによる追加金融緩和観測はほぼ織り込まれているとみられ、発表後はユーロ安・ドル高の流れが反転する可能性がある。その場合は、ドル建ての金に割安感が生じ買われることも考えられる。いずれにしても、結果を見極めたいとの様子見ムードである。本日夜間取引時間は、1～3月期のユーロ圏GDP改定値(18：00)、5月のADP全米雇用報告(21：15)、4月の米貿易収支(21：30)、5月のISM米非製造業景況指数(23：00)が予定されている。発表に伴う為替の動きに十分な注意が必要である。

夜間取引レンジ　　　4,099円～4,150円


中川

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