JR北海道の島田修社長は16日、札幌市の本社で記者会見し、2016年春に開業予定の北海道新幹線について、新函館(仮称)-東京間を最短4時間10分程度で結ぶことを目指すと明らかにした。車両のデザイン=写真、外観イメージ=も発表。形や基本的な配色は東北新幹線「はやぶさ」がベースになっている。
島田氏は航空路線との競合について「空港までのアクセスを考慮すれば勝負できる。羽田が遠い宇都宮や大宮などは重要なターゲットになる」と話した。
JR北海道によると最高速度は時速320キロだが、北海道新幹線区間(新函館-新青森間)は最高260キロ、青函トンネル内は140キロで走る。
北海道新幹線は1編成が10両で、既に4編成分の40両を発注済み。今秋には1編成が納入され、年内に冬期走行試験を始める見通し。10両のうち1両は最高級車両「グランクラス」、もう1両がグリーン車になる。