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バイオハザード

渡辺代表の問題が直近にぎわっていますが、本日は折りしも「佐村河内守事件」と同時期に表立った世間というよりは世界中を騒がせた「STAP細胞の真偽事件」に関して大阪で理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダーによる記者会見が予定されていますね。

 この件は個人的にはこの疑惑事件後のバイオ株下落により被害を大きく蒙ったということもありますが、大きくは現在の患者が期待したものを失望に変えたという側面もあると思います。

 ここで幾つか事実関係などから見る雑感が頭に浮かぶわけですが、だからどうだということではなく一種の感想のようなものです。


まず日本人にはいまだに判官(ほうがん)びいきが色濃く残っているなと感じました。

 理研という組織、そして世間の目、マスコミ対いち若年女性研究者という図式がそうさせるのかもしれませんが、自分としてはそもそもこの研究での最も重要なキモの部分に疑義が持たれるような事をした曲りなりにも博士であり、新人ではないユニットリーダーというポジションの人間が行なった事の重大性への認識不足を問題とします。

それは研究者が一般的な社会常識などどうしても欠落しがちであるということは理由にはならないと思います。

研究者の前に社会人であるわけですから。

 そこにおいてこの理研の自由放任とも言える環境とそれでも監督する責任がある筈のベテラン研究者の怠慢があげられると思います。

 そして発表された最強弁護団、おそらく小保方氏は今回理研サイドの進め方では自己の研究者生命が終わると見ているのでしょう。

自らの失敗を出来るだけ単純なミスとして事態収拾を図りたい様です。


しかし、テーマが大きかっただけにまたその研究の核ともいえるところで起していることを子供でもなく許されるとは思えません。

 それなりの処分は当然だと思います。
そしてそれと同時に最低限研究者としての存在確保が保たれるかどうかは各方面からの考え方で決まるのではないかと思います。

優秀な弁護士が決めるというものでもないと思いますが。

 今まで謝罪らしいものが聞かれませんが、本日は弁護士の方針でそんな単純な事に対しての謝罪めいたことはあるのではないかと思います。

こうみていくとこの人物、最初のイメージから一転して可也したたかなイメージへと変わってしまいました。


雑感とはいえ実に中身の無い長文ですが、「判官びいき」、「信賞必罰」、「無理が通れば道理が引っ込む」、馬子にも衣装」、人の噂も七十五日」、七転び八起」・・・・
いろいろな格言が浮かぶと共に、ひとつの出来事が水面に投げられた小石により遠くまで伝播する様はまさにバイオハザード的な気がします。

 



 



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