イエレンFRB議長の会見まとめ。ハト派的な発言好感

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イエレンFRB議長の会見まとめ。ハト派的な発言好感

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タイトルにもありますように、昨日のイエレンFRB議長の記者会見の内容について解説していきたいと思います(ノ´∀`*) 今後のFOMCを占う上でも非常に重要ですから、彼女の発言には常に注目していかなければ!なんといってもドルの番人ですからね!

昨日の会見前に、市場が大きく意識していたのは、3月のFOMC後の会見で量的緩和終了の6ヵ月後に利上げを開始するという趣旨の発言についてでした。

ある意味でこの利上げ時期は予想通りといった見方もあったのですが、そんなことよりも具体的なスケジュールについて言及してしまったことが問題視されていました。

なぜなら、こういった大きな決定をする場合、声明や会見、さらに講演などで方向性を示唆し、市場に次の行動を十分理解させたうえで実行に移していくことが、市場の混乱を引き起こさないことにもつながり、それでこそ市場の健全性・安定性を保てるという考え方が重視されているからですね。いわゆる「市場との対話」というやつですね(*´ω`*)

ところが、前回のFOMCではサプライズな結果となってしまったことで、ドル・円は1円以上急騰し、NYダウは一時200ドル以上値を下げるなど、金融市場において大きな混乱を引き起こすことになってしまいました。

そして、そんな経緯の中、シカゴでイエレンFRB議長がスピーチする機会があり、内容については大体以下のようになりました↓

■22:50(米)イエレンFRB議長講演要旨
経済の押し上げに向けた異例のコミットメントを必要とする
・(アメリカ経済は)目標から依然としてかなり遠い状態が続いている
・みかけの失業率の改善は労働市場の弱さを反映していない
緩和縮小は経済へのコミットメントを失うことを意味しない
てなわけで、非常に緩和的・・・つまりハト派的な内容となっています。まぁ要するに、アメリカ経済はまだ本調子じゃないので、FRBがしっかり支援して関わっていく(コミットメント)ということですね。意図としては前回のショックを和らげるような効果を狙ったのでしょう。

やはり前回は、急にはしごを外されてしまった状況というか、市場からしてみれば裏切りに近い背信行為でしたからね(;´∀`) 今回はそれを打ち消したという感じでしょうか。

ちなみにこれを受けて、ドル・円相場は早期金利引き上げ観測の後退から、やや下押しされましたが、NYダウは大きく上昇し、2ヵ月半ぶりの高値となりました。やはり低金利政策を当面は続けていくといった必要性を強調したことが、市場からは好感されましたヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

これで一旦は市場にも安心感が広がったでしょうね(b´∀`)ネッ! ゆきママなんかも相場が大きく動くので、ついついサプライズを期待しがちですが、やはり市場が混乱してしまうことは経済にとっても損失につながることがあるので、ある意味ではそういったことがない方が良いのかもしれません。


大体昨日のイエレンFRB議長の会見についてはこんなところでした。そして、ここからはいつものように昨日今日のドル・円相場についてまとめていきたいと思います。

昨日の海外市場は、1ドル=102.80~103.40円台で、上下に動きのある相場となりました。欧州市場では、序盤から上値を試しの動きが活発で、欧州株が上昇したことをきかっけにして節目を突破して103円台に乗せると、米長期金利(10年債利回り)の上昇もあって、さらに一段高となり103.20円台まで上値を伸ばしました。節目近辺のレジスタンスゾーンを抜けたことで、小じっかりとした相場となり、高値圏を維持してNY市場へ。

NY市場でも上値を試す動きは継続し、序盤にこの日の高値を付けました。ただ、イエレンFRB議長がハト派的な発言を繰り返したことにより、ドル・円は反落してしまいました。ただ、株価にとっては低金利継続は好材料だったため、NYダウが上昇したことで、ドル・円もサポートされて103円台に復帰しました。その後は、103円台でのモミ合いを続けたままクローズド。

今日の東京市場は、1ドル=103.00~103.30円台での値動きとなりました。新年度となった日経平均は、前日のNYダウの上昇を受けて小高く始まったものの、その後は反落してつられる形でドル・円も下押し。直後に反発したことで、ドル・円も上昇しますが、その後は伸び悩んでモミ合ったまま結果になっています。

そして先ほどから始まった海外市場では、ジワジワ上値を伸ばしていますが、やや材料待ちといった雰囲気もあります。

今日明日のドル・円相場について考えていくと、22:45から(米)3月マークイット製造業PMI、23:00には(米)3月ISM製造業景況指数、2月建設支出が予定されています。

…続きはコチラから♪http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2014-04-01-1

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