「メインイベントは日銀黒田総裁の発言(15:30)」
*USD/JPY
「日銀総裁の発言次第」
先日の日本の指標は良くないものであった。
また先月のプチサプライズもあったので
市場の大半が『現状維持』に同意しているものの
サプライズがあるという可能性も否めない。
仮にサプライズがあるとすると上に跳ねる可能性が十分ある。
逆に現状維持であれば売りに転じると考える。
現時点で
102.25付近(3/10終値、先週の終値、13週)
103.00近辺(50日、週足転換、サポートライン1、大台、3/10安値)
でのサポートが強く底堅いと考えられる。
サプライズがあると仮定して
このラインで買いからエントリーし
先週末の米国の雇用統計で付けた高値(103.76)近辺でイグジットすることを検討。
一方、現状維持の場合は
103.00近辺で抑えられると考えられるが、
そのラインを割り込むようであれば
102.74近辺(サポートライン2、日足雲の下限、3/3~7の38.2%押し)
を利食いのラインとして103.00で売りからエントリーを検討。
円高に進んでも、一時的なものと考えて103.00近辺まで
戻ってくると予想するが、仮に戻ってこないようであれば
明日に一目の雲のねじれが観測されていることから
下降トレンドに転換したと考えることができるかもしれない。
*EUR/JPY
「日銀の会見次第」
基本的には米ドル/円と同様。
ただし米ドル/円ほど明確にテクニカルラインが引けていないので
トレンドが出た方にのっていくことを検討。
また日銀の追加緩和が出されなかった場合、
3/6以降の上昇に対する調整が入ることが考えられる。
その場合、押し目の第一候補が
142.000近辺(3/6の38.2%押し、3/3~7の38.2%押し)
に位置しているのでここまで下げるかどうかに注目したい。
ねらい目としては143.000をした抜けした時点で売りからエントリーし
3/10の安値などがある142.850近辺を第一目標として
このあたりで一度戻りが入り
フィボナッチの38.2%押しを探りに行くのではないかと考える。