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NISA口座で投資した銘柄のリバランスを考える

NISA導入で早くも3,000億円の資金流入があったと報道されています。
一人当たりの最高投資額は100万円ですから、最低でも30万人が投資を行ったことを示しています。おそらく多くの人が含み損を抱えていることでしょう。
NISAは一度投資すると、銘柄の入れ換えができません。そのため長期保有に向いていると言われています。
しかし投資した段階と状況が大幅に変化した場合には、勇気をもって売ることが必要だと思います。
NISAで投資した場合、仮に損切りしたとしても税務上の損として認められないことから売るには勇気がいると思います。しかし次の様に具体的なケースで考えてみれば、税務上の取り扱いなど些細なことだと気付きます。
仮にNISA口座で取得した銘柄が100万円から70万円程度に下がったと仮定しましょう。
この時点で売却すると損失は△30万円です。一般口座であれば、他に売却益がある場合に損益を通算することができますから30万円の20%で6万円税金が戻ってきます。他方でNISA口座における売却損益は税務上無視されますから、他にいくら売却益があったとしても税金は戻ってきません。
そのためNISA口座で売却すると6万円損失が多いことになります。
ですが冷静に考えれば投資した額100万円に対して6万円ISAですから差は6%です。もし仮に70万円を他に回せばより利益を得られると考えるのであれば、6万円は気にせず損切すべきです。70万円投資し、10%値段が上昇すれば7万円の利益を得ることができるからです。
しかも仮に状況が変化してNISAで投資していた銘柄に投資したいと思えばまた買えばいいだけです。株式投資の最大のメリットは流動性が高いため、すぐに投資を切り替えることができることにあるのですから、そのメリットを生かさない手はありません。
結論を言えば、NISAでの税制優遇はおまけ程度に考えておかなければ、適正な投資行動ができなくなってしまうと思います。今後NISAの枠が増枠されれば考え方も変わるかもしれませんが、現状の制度においてはあまり税制面をあまり気にせず、施局的なリバランスを行った方が良いと思います。
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