全戦全敗の極意、それが秘訣だと言うのだが

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全戦全敗の極意、それが秘訣だと言うのだが

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今日は地合いも好転してきて、わしの建て玉も奇跡の含み益である。
高値つかみの鉄がいつの間にやらであった。
ついでに丸紅もいい感じだが、上値の900円を超えるかどうか、というところ。
っちゅーか利食いしたわけじゃないので、架空利益みたいなもんだけどな。

今日の一言その1
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」(野村克也)

負けたときに偶然と思っちゃダメなんだ、勝ってるときは不思議な偶然なんだ。

今日の一言その2
"I am always long on the top"
「最高値ではいつも買い持ち」(矢口新「生き残りのディーリング」より)

 高値つかみをおそれずに買い進む気概と、利食いをぎりぎりまで伸ばすディーラーの心構えの話。儲かっているものは、反転するまで手放さないという自信のこと。

 ディーラーに言わせれば、利食いも損切りも同じことだというじゃありませんか。つまり、持ったポジションはアゲインストになるまで離さない(=アゲインストになればすぐ手放す=損切りは早い、利食いは反転するまでしない)ということ。

 だから、手じまいは常に損切り(最高値では売らない)ってことなんだな。っちゅーわけで、変な話だが、全戦全敗で儲けるのが、ディーリングのツボだっちゅーことだ、というのだよ彼は。

 そうだ、わしゃべつにこのちっぽけな貯金がゼロになっても生きてはいけるのだ。リスクを取りすぎるという意味ではなく、別に焦って利食う必要は無いのだ。だから、必ず最後は(最高値からは)負けて終わろうと思う。負けに不思議な負けは無いのだから。

(あーできればこういう話は勝ってから言いたいものですね、おしまい。あとこの本は面白いから必読です↓)
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