金持ち父さんの定義によれば懐にキャッシュを運んでくれるものが資産であり、資産のように見えてもキャッシュが出ていくものは負債である。年金をもらう年になると年金のありがたみがよく分かる。厚生年金は社員を雇う会社の義務であり、年金保険料の半分は給与からの天引き、残り半分は会社が負担する。会社からみればその合計が負担額である。厚生年金に入った方が得か損かの議論は昨今よく議論に上る問題の一つだけれど、給与から天引きされた額との比較ならば間違いなく得になるはずである。標準報酬額の上限の保険料を払っていけば月々およそ25万円、年間300万円の年金となるようだ。このキャッシュを生んでくれる年金の資産価値はいくらだろうか。年利2%の運用益だとみなせば、1億5000万円の価値があることになる。ただし、子や孫への遺産価値はないので65才から平均余命の85才までの20年で償却されるという条件をいれて考えなければならない。すなわち年利2%で運用して、年300万円に対する不足額を原資から取り崩し、20年後にゼロになる原資産を逆算すればおよそ5000万円となる。厚生年金に加入していない人はこれと同じくらいの資産をつくる必要があるといえるが、これがそれほど容易なことではないことも確かである。
呑気呆亭さん、お久しぶりです。
年金についての資金の不足は正にご指摘の通りのようですね。いつまでちゃんと貰えるのか不安です。今でも減額の話はあるようですが、一応既得権を一気に少なくすることには抵抗が大きすぎるでしょうから、まず税金を増やしたり、保険料の値上げや負担額の増加などで締め付けてくると覚悟しています。若ければ別の資金源を作る時間的な余裕もあるかも知れませんが、私にはもう無理のようです。せめて株で毎年それなりの収入を得られるよう、あの手この手で頑張りたいと思います。