11月下旬から3週間ほど急上昇した銘柄を追いかけるロケット銘柄のトレード実験を行ってきて、今日ですべて清算したので一応完結した。この実験の結果を下記にまとめてみた。すべて現物買いだから信用規制などの影響は受けない。結果の数字には手数料も含まれている。
総トレード回数、銘柄数:41回、41銘柄
勝ち負け数・勝率:12勝29敗、29.3%
総トレードの買い資金額:3,798,640円
総トレードの損益額:21,362円
総トレードの損益%:0.6% (21,362/3,798,640)
個別トレードの集計
1回あたりの買い資金:平均92,650円、最大347,500円、最少27,700円、標準偏差63,172円
1回あたりの損益:平均521円、最大157,938円、最少 -42,920円、標準偏差34,288円
1回あたりの損益率:平均+0.5%、最大111.7%、最少 -21.3%、標準偏差27.0%
1回あたり保有日数:平均 4.7日、最大12.0日、最少 1.0日、標準偏差2.1日
ロケット銘柄として本来目指した打ち上げに成功したのは1件のみ、約30%以上の利益となったのは4件であった。勝率30%はあまり誇れる数字ではないが、順張り法としては特別に悪い数字でもない。対象銘柄となったのはほとんどがジャスダックやマザーズの超小型株ばかりであり、上げる理由も定かではないものが多い。だから値動きは極端に激しいので、天底を狙って取れるものではなく、また仕込みや清算のルールも何が適切なのかを決めることは難しい。選別方法のルールは12/8の日記に書いた通りだが裁量の余地は大幅に残っているし、このルールで入れた注文が成約するとも限らない。清算のルールは2日新値を基本としたが、上昇開始後の押し目を基準としたり、もう天井だろうとヤマ勘で利確したこともある。
今回の実験の感想としてはロケット銘柄のトレードは上手く行く可能性を秘めた方法だとはまだ思っている。より収益性を高めるには銘柄選別法に加えて市場全体の状況判断、および売買ルールの厳格化が必要ではないかと思う。今回の例をもう少し検証した上で、やはりもう少し厳格なルールを設定して再度挑戦してみたいと思っている。