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グーグルの格安SIMフリー「モトG」は上陸するか

グーグルが買収したモトローラがアメリカで11月に発売した
アンドロイドスマートフォン「モト G」。
この「モトG」は何が特徴かって、その破格の値段。
iPhone5SのSIMフリーは16GBで7万1800円もするけど、
「モトG」は16GBで199ドル(約2万円)、安っ!!!
こんな格安のSIMフリーが日本に上陸したら大変なことになる。

Androidスマホ巻き返しのため、グーグルが攻めてくる可能性は高い。
「モトG」上陸に備えSIMフリー市場の活性化が進めば
日本通信などのMVNOにはかなりの追い風が吹くことになる。
今一旦調整しているMVNO、今のうちに買っておく方がいいかも。

ということで、MVNOの中でも割安(PER28倍)な
「日本通信」を買い予想に入れてみた。

そして、東洋経済オンラインより「モトG」の記事を紹介しておく。
(記事の最後で日本通信の名前も出てる)

低価格スマホ「モトG」の恐るべき破壊力
SIMフリーの世界に訪れる大波

 本連載は、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンに関するトピックを毎週1つないし複数採り上げながら、米国・シリコンバレーを中心とするIT事情を定点観測的にお伝えしていく。今回はグーグルを採り上げる。11月13日に発表されたモトローラの格安SIMフリーのアンドロイドスマートフォン「モトG」が米国時間11月27日に発売された。日本にもSIMフリーのiPhoneが導入されたが、今後のスマートフォンの変化を占うことになるかもしれない。
モトローラが発表した低価格スマホ「モトG」は、業界秩序を変えるポテンシャルを秘めている(写真:ロイター/アフロ)
■SIMフリーで、携帯電話の販売方式が変わる?

日本の2013年のスマートフォン市場を占う上で、大きなインパクトを与えうるのが、アップルが発表したSIMフリー版のiPhone発売だ。直接的な影響はそこまで大きくなくとも、少しずつ、消費者の選択や価値観に影響を与える可能性がある。

iPhoneは通常、各国の携帯電話会社から購入する仕組みをとっており、2年間の契約を前提にして端末価格を割り引く会社が多い。iPhoneはリアル店舗であるアップルストアでも販売されているが、あくまでiPhoneを売るのは携帯電話会社、という扱いだ。

日本でも、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアが、契約と紐付ける形でiPhoneを販売し、月々の端末代を割賦で支払い、その金額が毎月割り引かれる。日本ではいわゆる「2年縛り」と呼ばれ、2年間の間に途中解約すると、端末代の残り(残債)と違約金が発生する。その時初めて、iPhoneそのものの価格を意識することになる。

これに対し、アップルが日本でも発売したSIMロックフリー、あるいはSIMフリーの端末は、特定の通信会社向けにSIMロックがかけられておらず、通信方式と契約内容さえ対応していれば、1台の端末で国内外の好きな携帯電話会社と契約し利用することができる。ただし、そのかわり、携帯電話会社による端末代の割引はなく、日本の場合16GBのiPhone 5sで71800円という高価格になる。

携帯電話会社から受けられるメリットは価格だけではない。iPhone向けの割引料金プランや、テザリングなどの通信機能を許可しない携帯電話会社もあり、必ずしも良い条件でiPhoneを利用できるわけではない。恩恵を受けられるのは、海外を頻繁に行き来しているビジネスパーソンが中心になるだろう。

■SIMフリーよりも破壊的なモトローラ「モトG」

SIMフリーのiPhoneが、国内の携帯電話会社間でのiPhoneユーザー獲得競争に大きな影響を及ぼすとは「現時点で」思えない。しかし、多彩な販売方式や、MVNOなどの既存の3大キャリア以外の企業がiPhoneを活用したビジネスを展開する可能性を秘めている。

最も安い端末でも、iPhone 5c 16GBモデルで60800円という高い価格設定は、消費者にとっても企業にとっても障害になる。しかしながら、もし価格の安いSIMフリー端末が登場したらどうなるか。

米国で11月13日に、モトローラが発表した「モトG」という端末が、その可能性を具現化するかもしれない。

「モトG」は、iPhone 5sよりも大きく解像度も高い4.5インチ720p HDディスプレイを備えたSIMフリーのアンドロイドスマートフォンだ。クアッドコアのプロセッサを搭載し、起動速度は昨年のアンドロイド端末の最高峰だったサムスンGALAXY S3と同等と言われている。Android 4.3を搭載して12月に出荷される予定だが、2014年には最新のOSであるAndroid 4.4 KitKatにアップグレードすることを表明している。

最新鋭とは言わないまでも、必要十分な性能を備えたスマートフォンが、SIMフリーで8GBモデル179ドル、16GBモデルで199ドルと聞いて、耳を疑った。たとえば2012年の最高性能と同等のiPhone 5c 16GBモデルは、2年契約で99ドル、SIMフリーモデルで549ドルだ。もちろん、ほかのメーカーの同等の性能を持つSIMフリーではないアンドロイド端末よりも安いし、グーグルが直接販売しているSIMフリーのスマートフォンNEXUS 5の16GBモデル349ドルよりも安い。

ターゲットはこれまでスマートフォンを持っていなかった層や新興国のユーザーかもしれないが、先進国であっても、常に最新の性能を利用したいというユーザーでなければ十分な性能を備えているし、2年縛りもないため、好きなタイミングで最新の「モトG」に乗り換えながら使っていくこともできるだろう。

ちなみに、モトローラは2012年5月22日にグーグルによる買収が完了しており、2013年に多彩なカスタマイズが可能なハイエンドスマートフォン「モトX」をリリースし、買収後2作目が「モトG」となる。

■デバイスメーカーにとって大きな影響

グーグルは、子会社のモトローラを活用して、価格面でかなり破壊的な戦略を打ち出してきた格好だ。「モトG」は、ミドルレンジ層やまだスマートフォンを利用していない層でのアンドロイドのシェア拡大に一役買うかもしれない。

少なくとも、ミドルレンジのデバイスは、SIMフリーで200ドル以下、という新たなバーが設定されてしまったことは間違いない。他の企業は、この価格にチャレンジすることができるのか。特にアップルにとっては、ミドルレンジ市場で、「モトG」がiPhone 5cの強力なライバルとなることを意識したほうがよいだろう。

影響を受けるのはアップルだけでなく、ほかのデバイスメーカーも同様だ。

特にこれまで世界的にアンドロイド端末のシェアを獲得してきたサムスンにとっても打撃は大きい。ハイエンドのデバイスの座はGALAXY S4やGALAXY Note 3と、これらの後継モデルできっちりとガードして譲らないだろうが、より大きな台数を売り上げるミドルレンジ、ローエンドについては、「モトG」と同等の価格や条件で対抗できるかどうかわからない。これは台湾のHTCにも共通した挑戦となる。

価格競争力が高い中国のデバイスメーカーにとっては、先進国のミドルレンジ以下の市場への進出の妨げになることが考えられる。またノキアを買収してウィンドウズフォンの普及に努めるマイクロソフトにとっても、痛い一手となった。

■キャリアの対応、日本ではどうなる

携帯電話会社としては、こうしたSIMフリー端末のユーザーが増えれば増えるほど、よりシンプルに通信契約を結ぶだけとなり、顧客とのエンゲージメントは下がっていく。顧客をつなぎ止めるためには、エリアや通信速度といった「品質」での勝負をしかける必要があるだろう。

一方、SIMフリー端末を選ばない魅力を打ち出そうとしているキャリアもある。たとえばAT&Tでは、「AT&T Next」と呼ばれる新しいプランを打ち出した。このプランでは端末を購入するのではなくリース契約のような形で毎月の利用料金に上乗せして支払い、毎年、機種変更代などを支払わずに新しい端末を利用し始められる。これなら、2年契約よりも有利だし、SIMフリー端末よりも購入時のコスト負担を減らせる。

日本で「モトG」が登場すると、どんなインパクトがあるだろうか。

SIMフリーのiPhoneの受け入れ態勢を見ると、3大キャリアはあまり準備ができていないように思える。iPhoneでは出遅れたが、他キャリアからも利用できるIDなどを整備しているドコモが一歩リードといったところだろうか。

MVNOの日本通信などは、こうした端末が増えることで、自社の魅力を高めることができるだろう。これまでと違う端末とSIMの買い方を提案したり、仕組みを理解してもらったりする努力も必要だ。また2020年のオリンピックに向けて、外国からの旅行客に使いやすいプランを提供する際にも、「モトG」のような端末を意識しなければならない。

日本ではSIMフリーのiPhoneに議論が集まるが、SIMフリーの世界には、より大きな荒波が押し寄せているのである。

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